先日、家族3人でフェリーに車を載せて、9月12日に大洗から北海道苫小牧までへ行って帰ってきました。
9月6日に北海道胆振東部地震があり、震源地の被害、北海道全体の停電が発生したため、今回の旅行は直前までどうしようか検討しましたが、12日頃には道内の混乱が落ち着き、多くの地域に送電されて、ガソリン給油の行列も落ち着き、余震も続いて入るけど頻度が少なくなっていたため、予定通り行くことにしました。(三井商船フェリーも16日出港分までキャンセル料が無料だったので、落ち着いて検討することができました。)
大洗-苫小牧間の夕方便のフェリーは、2017年5月に就航されたばかりです。新しい船がどのようになっているか、楽しみにして乗船しました。
大洗港フェリーターミナルで乗船
大洗港のフェリーターミナルには、”祝フェリー新造船就航”の横断幕
往路は”さんふらわあ ふらの”に乗りました。
スーペリアインサイド
予算を抑えるなら、ツーリストやコンフォートという選択肢もあるのですが、我々は3歳の子連れのため、個室にしました。
部屋の鍵はカード式になっています。
スーペリアインサイド(洋室)です。
左手にソファーベッド1台、右手に2段ベッドがあり、最大3名寝れます。
ただ、ソファーベッド分のシーツは無いため、2段ベッド用の掛け布団用のシーツ1枚を敷いて寝ました。
ソファーベッドの使い方(広げ方)は、説明書にかかれているそうです。(私は読まずに広げました)
子供もはしごを上り下りして楽しそう(ちょっと危なっかしいけれど)
備品は非常に充実していて驚きました。
パジャマ、バスタオル、フェイスタオル、バスマット、スリッパ、電気ケトル、ドライヤー、アメニティ(ボディータオル・シャンプー・コンディショナー・ボディーソープ・歯ブラシセット・コットン・綿棒・ヘアゴム)と非常に充実しています。
また冷蔵庫も付いています。
部屋には、白樺の絵が飾られています。
エアコンあり、温度管理はバッチリ。
トイレ兼シャワールーム。
洗面台もしっかりあります。
テレビは、2段ベッドの1段目の足元にあります。正直、見にくいです。
新しい船ですので、部屋もとても綺麗です。掃除も行き届いています。空間は8.72m2なので、約5畳ほど。けして広くはありません。コンパクトにギュッとまとめた、そんな印象を受けます。
また、窓がないので多少の閉塞感があります。帰りの便は、窓ありの和室にしたのですが、窓一つあるだけで、部屋の快適さが増しました。
食事
夕食バイキング
夕食はバイキング形式となっています。
品数はそれなりに充実しています。
料金は大人:1,900円 小学生:1,050円(小学生未満は無料)
ただ、2018年10月1日(月)出港便より夕食リニューアルされ、バイキング形式ではなく、夕食ディナーセットになるそうです。
昼食
昼食は軽食になり、カレーかジャージャー麺の2択になります。
とても簡易的です。また、昼食時にはレストランが一部開放されており、持ち込みの弁当もレストランで食べることができました。
船の様子
船内はとても綺麗で、ゆったり過ごせる設計となっています。
ただ、どこもテーブルが小さく、食事を船内に持ち込んで食べるには不便です。
キッズルーム
子連れの方が気になるのがキッズルーム。
旧船にもありましたが、なんだかこもっていて快適とは言えませんでしたが、新しい船はなかなか快適に過ごせるようになっています。
テレビあり、
遊具ありで、子供達が楽しく遊んでいました。
この場所のおかげで、息子も楽しく過ごせました。
ドッグラン
船内にドッグランがあって驚きました。
船の後方、看板の一部が柵で囲まれ、ドッグランスペースとなっています。
売店
売店では、酔い止め、お土産品、カップ麺、さとうのごはん、レトルトカレー、お菓子、アイスなど綺麗に陳列されていました。
コインランドリー
コインランドリーもあります。
給湯室
給湯室には、お湯、お水(紙コップあり)、電子レンジがあります。食事を持ち込む方に助かります。
また、洗剤とスポンジもあり、食器を洗えました。
甲鈑
船の後方の甲鈑は、出入りできます。
フェリーのエンジン音の轟音が響いています。
天気が良ければ、気分転換に最適です。
最後に
大洗-苫小牧間の夕方便が新しくなり、以前より快適に過ごせるようになりました。どこも綺麗で清潔です。
大型船のため、それほど揺れないのですが、乗船時間が長いので、船酔いしました。
調べてみると、船の前方より、中央や後方の方が揺れが少ないようで、実際乗ったときにもそんな感じがしました。
船酔いしやすい方は、部屋も選ぶとき位置が選べるので、後ろ側を選んだ方が良いかもしれません。
また、船が揺れているときは、座っているより寝ている方が揺れを感じにくく、楽です。
妻は、行きも帰りも吐いていましたが、気持ち悪くなったら無理せず吐いてしまった方が楽のようです。(私は行きだけ酔いました) 子供は全く酔わず、終始元気いっぱいでした。
船内の売店で、酔い止めドロップやシーバンドなど販売されています。シーバンド:腕の内関というツボを押すリストバンドでです。私も今回使用しましたが、効果があったのかなかったのかはわかりませんが、それほど酔いませんでした。船内でも販売されています。
船内は綺麗でまるでホテルのようですが、やはり海上。いかに船酔いしないかが、快適に過ごす最大のポイントかもしれません☆
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往路に宿泊した、スーペリアオーシャンビュー(和室)の記事は下記です。予算に余裕あるなら、子連れにはこちらの部屋の方がおすすめです。
参考リンク
著者PROFILE
2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆
谷川岳の雪洞で宿泊
今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。
雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)
雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。
自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。
楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆
寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。
キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。
『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。
これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。
『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。
テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆