化学繊維の寝袋がおすすめです
化学繊維の寝袋は、値段が手ごろでメンテナンスも楽です。
最初に・・・各メーカーの寝袋の保温力表示について
多くの寝袋メーカーが公表している寝袋の保温力は、多くが自社基準の保温力です。
つまり、A社のある寝袋の保温力が10℃で、B社のある寝袋の保温力が10℃だとしても、保温力の測定方法が違っていたりするので、単純な比較ができません。
実際に私も様々なメーカーの寝袋を使ってきてわかったことは、各メーカーが表示している保温力は、車メーカーが発表するガソリン燃費のようなもので素晴らしい条件が揃ったときの最高値のようなものだ、ということです。
特に、最低使用温度と書かれている場合は、その温度で使うと死なないでしょう、という温度で、まともに寝ることができません。
だいたい、まともに寝れる快適睡眠温度は、最低使用温度 に 5℃~10℃ 足した温度だと思ってください。
例えば、 ある寝袋の最低使用温度が5℃ と書かれていたら だいたい外気温が15℃くらいで寝れるかもぐらいに思った方が良いでしょう。
寝袋の形を選ぶ
できるだけ荷物を小さく軽くしたい方はマミー型の寝袋を、自宅の布団のようにゆったり寝たい方は封筒型の寝袋を選ぶとよいと思います。
寝袋の形 | 良いところ | いまいちなところ |
封筒型 |
•普段使用する布団に近い •寝ているときの圧迫感があまりない •価格が安いものが多い •家族単位で使うには便利 |
•重量が重い |
マミー型 |
•コンパクトに収納できる •重量が軽い •寒冷地に向いている(体との密着度が強いため) |
•寝ているときの圧迫感が少しある |
人気の封筒型の寝袋
amazonを参考に実際に売れている夏用の封筒型寝袋をご紹介したいと思います(^^)
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) フェレール 封筒型シュラフ 1200
- 製品サイズ(約)/幅85×長さ190cm
- 収納サイズ(約)外径22×高さ38cm
- 重量(約)/1.7kg
- 使用温度目安/7℃~ (と表示されてるが15℃くらいと思った方がいいでしょう。)
- 糸ほつれ、値段相応 と口コミ多数
- とにかく安い!
- 数回しか使わない、という方ならこれで十分かも
キャプテンスタッグの寝袋は細かく保温力ごとにラインナップあります。
コールマン(Coleman) パフォーマー
キャプテンスタッグの安い寝袋だと質感が安いです。何年も使う予定の方で、もうワンランク上の寝袋を購入したい!という方におすすめです(^^)
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快適温度が5℃ (他にも10℃、15℃ のラインナップあります。実際の保温力はそれに+5℃~10℃足すといいでしょう。)
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使用時サイズ:約84×190cm (肩幅も十分あります)
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収納時サイズ:約φ21×42cm
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重量:約1.35kg
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材質:表地/ポリエステル裏地/ポリエステル中綿/ポリエステル
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付属品:収納ケース
- 洗濯機で丸洗いが可能
- 同モデルの同サイズであれば、連結可能小さな子どもと一緒に寝る時も快適
- ジッパーを全開にすることで、ブランケットやマットとしても使用可能
快適温度が5℃違いで、C5、C10、C15 のラインナップがあります。
人気のマミー型の寝袋
封筒型は値段が安いですが、収納サイズが大きくなります。
例えばキャンプ1人分なら、封筒型でもいいのですが、家族4人でキャンプするから寝袋4個も車のトランクに入れようとすると、もう寝袋でいっぱいになってしまいます。
十分な積載量のある1BOXカーなら、それでも大丈夫なのですが、セダンタイプは他の荷物も入れようとすると厳しいでしょう。
マミー型の化繊の寝袋であれば、収納サイズが非常にコンパクトです。
多少、値段はしますが、荷物を小さくしたい方におすすめです(^^)
モンベル(montbell) バロウバッグ #3 (スーパースパイラルシステム)
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【総重量】1,085g
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【カラー】バルサム(BASM)/ サンライズレッド(SURD)
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【サイズ】R/ZIP / L/ZIP (基本R/ZIP 右ジッパーがおすすめ)
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【収納サイズ】φ18×36cm(7.3L)
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【コンフォート温度】6度
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【リミット温度】1度
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メンテナンスが容易で、優れた快適性を実現。保温性と速乾性を併せ持ったモデルです。夏の縦走や秋冬のキャンプなどにも適したモデルです。
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もちろん、丸洗いOK
- 伸縮率135%のストレッチによる開放感があります。これぞモンベルの寝袋の特長!ですね♪
★ モンベル バロウバッグ #3 (スーパースパイラルシステム)の口コミと実売価格
(アルパイン と書かれた物は違う種類なので、注意してください)
最後に
夏の寝袋選びの参考になったでしょうか?
上記以外にも、夏用の寝袋はたくさんあります!
例えば、Amazonの寝袋ランキングは、寝袋の形や保温力で整理されて表示されています。
ぜひ、一度覗いてみてもいいかもしれませんね(^^)
(使用温度帯や機能別から選べます。素材、形状、品ぞろえも豊富です)
著者PROFILE
2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆
谷川岳の雪洞で宿泊
今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。
雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)
雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。
自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。
楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆
寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。
キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。
『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。
これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。
『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。
テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆