テントの中で寝袋(シュラフ)にくるまっていたが、深夜すごく寒くて寝れなくなったことありませんか?
実際のアウトドアフィールドにおいて、天候によって予定より気温が激しく上下するのは良くあることです。
断熱材がはいった家と違い、テントは外と布きれ一枚でへだてた空間です。テント内は外気温とだいたい一緒になるので、気温の変化が直撃します。
手持ちの寝袋が力不足だった場合は、寒くて寝れなくなります。
さて、そんな時どうするか?
最初におこなう一般的な対処法は、
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まず、もっている衣類をすべて着る
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ことです。
特に、レインウェアは保温効果が高いです。ただし、蒸れやすくなりますが。
しかし、それでも寒い場合はどうするか?
オススメの解決方法は
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カイロを寝袋の中に入れる
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ことです。
そもそも寝袋は機密性が高いので、カイロを入れることによる暖房効果は予想以上です。
全身にカイロをちりばめればかなりの暖房効果が期待できます。
近くのコンビニなどに駆け込める状況だといいですが、だいたいアウトドアフィールドは人里はなれた場所が多いので、そもそもコンビニなどがなかったり、あっても閉店時間が早かったりします。
なので、そうなる前に事前に準備するのがオススメです。
アウトドアで便利なカイロとして、ホッカイロ、張るホッカイロ、ハンディーウォーマーなどがあります。
アイテム | 特徴 | オススメ度 | コメント |
・安い ・どこでも入手可能 ・手軽につかえる ・振ったり、もんで使う ・平均温度約40度 ・持続時間約20時間 ・使うとゴミになる |
☆ |
・使う前に振ったりもむのが面倒 ・張るホッカイロの方が使いやすい ・衣類の上につかう(低音やけど防止) |
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・安い ・どこでも入手可能 ・手軽につかえる ・使うとゴミになる ・振ったり、もむ手間がない ・平均温度約40度 ・持続時間約12時間 ・貼れるので、固定できる |
☆☆☆ |
・値段、手軽さ、使いやすさは1番 ・衣類の上につかう(低音やけど防止) |
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・値段が少々高い ・何度でも使用可能 ・発熱時間が約24時間 ・オイルが必要 ・使用には慣れが必要 ・カッコイイ |
☆ |
・ホッカイロより発熱時間が長い ・寝袋で使うには1個だと足りない ・発熱温度が高いので、扱い注意 ・ネットでは人気 ・タオルなどに包んで使う |
”張るホッカイロ”はずれにくいので、オススメです。
ホッカイロはドラッグストアなどのとても安く売られています。
今日は気温が下がって寒そうだな とおもったら事前にカイロを用意していくといいと思います♪
著者PROFILE
2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆
谷川岳の雪洞で宿泊
今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。
雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)
雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。
自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。
楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆
寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。
キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。
『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。
これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。
『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。
テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆