休日を利用し、2泊3日でバイクツーリングへ行ってきました。
最近アウトドアといえば、登山が多いのですが友人と2人で台風迫る中でキャンプしてきました。
全体の感想を言うと、3日間はたまに曇り、ほとんど雨でした。
当然、テントもびしょ濡れです。
そこで、改めて思ったのは、
「キャンプを2泊以上して、しかも雨天が想定される場合はタープがあったほうがいい」
ということです。
理由は簡単、テントがべしゃべしゃに濡れるからです。
テントのフライシートは、防水加工されているのでテント設営したあとは良いのですが、テントを設営する時と撤収するときにどうしても中のテント本体が雨にあたって濡れてしまうのです。
これはどれだけ設営や撤収が早くても、ある程度雨が降っていると必ずテント全体が濡れます。
特に最近の雨は、勢いが強いどしゃぶりが多いですしね。
しかも、1日目に濡れてしまうと、2日目は濡れたテントに寝ることになるため、とにかく不快です。
例えるなら濡れたプールサイドにマット敷いて寝袋に入って寝るようなものです。
マットの上は大丈夫でも、テント内の濡れた床に置いたものすべてがじんわりと濡れます。
タープがあれば、雨天時にテントの設営や撤収でそれほど濡れずに作業することができます。
テントを利用して何泊もするばあいは、タープがあったほうがいいと、改めて感じました。
重量や、耐風性を考慮せねばならない登山はともかく、車やバイクのキャンプであれば、ある程度積載量があるので、天気予報が雨となっている場合はタープがあったほうがいいと思います。
雨天でも快適にテントの設営と撤収ができるようなタープを選ぶポイントは、余裕をもってテントを覆える大きさのタープを選ぶとよいでしょう。
逆にテントと同じくらいか、それよりも小さいタープを選んでしまうとテント全体を雨から守ることができないので効果が弱まってしまいますので注意してください。
著者PROFILE
2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆
谷川岳の雪洞で宿泊
今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。
雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)
雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。
自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。
楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆
寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。
キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。
『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。
これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。
『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。
テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆