夏フェス・野外イベント・レイブで寝袋(シュラフ)を使用する方も多いと思います。
私はフェス等に参加したことがないので詳しいことはわかりませんが、いろいろ話を聞いたところ
「電車やバスで会場まで移動するので、とにかく小さく収納できる寝袋が必要」らしいのです。
収納がでかい寝袋だと、荷物がかさばって持ち運びが大変ですし、正直電車では少し迷惑かも。
小さく収納できる寝袋となった時点で マミー型の寝袋 になります。
マミー型って何?と思った方は、とりあえずこの記事よんでください
化繊の寝袋でもいいですが、予算に余裕があれば奮発してダウンの寝袋を購入しても良いかもしれません。
夏フェス・野外イベント・レイブ以外にもある程度キャンプ等で寝袋を使用する方は、これ でもいいかもしれません。
しかし、ほとんど寝袋を使わない、1回しか寝袋を使わないからお金をかけたくないという方には・・・う~ん、難しいですね。
まあ、必要な保温能力に合わせて このシリーズ なんかがいいかもしれません。
寝心地はさておき、とりあえず値段が安くて収納もそこそこコンパクトです。
寝袋を選ぶときのポイントは、
・使用する場所の最低気温よりも、保温能力に余裕のある寝袋を選ぶ。
・マットは必須。
という感じですね。
あと、フリースやダウンジャケットなどの防寒着は、すこし寒かったときにとても重宝しますので持っていったほうがいいでしょう。
著者PROFILE
2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆
谷川岳の雪洞で宿泊
今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。
雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)
雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。
自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。
楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆
寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。
キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。
『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。
これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。
『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。
テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆