お子様の安全で快適な睡眠を守る子供用寝袋の選び方を、アウトドア専門家の視点から詳しく解説いたします。キャンプなどのアウトドアシーンはもちろん、普段使いにも最適な寝袋を見つけるための重要なポイントを、サイズ、素材、機能性、安全性などの側面からご紹介。この記事を参考に、お子様にぴったりの寝袋を見つけて、楽しい思い出を作りましょう。

基本的にファミキャンの場合、子供は大人用の寝袋で大丈夫です。子供用の寝袋が必要になるのは、林間学校等のイベントで親を離れてキャンプするときです。
記事のポイント
- 成長に合わせたサイズの選び方
- 安全と快適性を両立する機能
- [amazon]や[楽天]のレビューを活用
- 人気モデルの比較と選び方のコツ
著者PROFILE


経歴:大手アウトドアショップで寝袋・マットのコーナーを中心に約4年間の接客経験に加え、独自の調査・研究を重ね、アウトドア情報を発信し15年以上。無積雪登山・雪山登山・クライミング・アイスクライミング・自転車旅行・車中泊旅行・ファミリーキャンプなど幅広くアウトドアを経験。(詳細プロフィール) 名前:Masaki T
子供用寝袋の選び方の特徴とメリット


- 子供の体格に合わせた専用設計
- 安全性を高めるための工夫が満載
- 持ち運びや収納がしやすい軽量・コンパクト設計
- お手入れが簡単で清潔に保てる
- 豊富なデザインで子供が喜ぶ
子供の成長に合わせたサイズ展開と選び方のポイント





子供用寝袋の大きな特徴の一つは、お子様の体格に合わせて細かくサイズ展開されている点です。大人用の寝袋では大きすぎてしまい、暖かさが逃げたり、動きにくかったりする可能性があります。子供用を選ぶことで、体にフィットし、快適な睡眠をサポートします。
サイズを選ぶ際のポイントは、お子様の身長を目安にすることです。多くの製品には「〇〇cmまで」といった適応身長が記載されていますので、これを参考に選びましょう。成長期のお子様の場合は、少し余裕のあるサイズを選ぶことも考えられますが、大きすぎると保温性が損なわれるため注意が必要です。
また、寝袋の形状も考慮すると良いでしょう。封筒型はゆったりとして寝返りが打ちやすく、小さなお子様や動きの多いお子様におすすめです。マミー型は体にフィットするため保温性が高く、より寒い環境での使用に適しています。お子様の年齢や普段の寝方を考慮して、最適な形状を選んであげましょう。
[amazon]のレビューでは、「子供の身長にぴったりで、安心して眠れました。」という声や、[楽天]のレビューでは「少し大きめを選びましたが、ブカブカすることもなく、快適そうです。」といった意見が見られました。お子様の成長と使用シーンに合わせて、適切なサイズの寝袋を選ぶことが、快適な睡眠への第一歩と言えるでしょう。
安全性を考慮した素材選びと機能性について


子供用寝袋を選ぶ上で、安全性は非常に重要な要素です。特に小さなお子様の場合、寝袋の中で顔が覆われてしまうなどの危険性も考慮する必要があります。素材選びにおいては、肌に優しい素材を選ぶことが基本です。アレルギー体質のお子様には、天然素材や低刺激性の素材を選ぶことを検討しましょう。
機能面では、ファスナーが直接肌に触れないような工夫がされているか、不用意に開かないようにロック機能が付いているかなどを確認しましょう。また、通気性の良い素材を選ぶことで、寝袋内の蒸れを防ぎ、快適な睡眠をサポートします。
また、万が一の事態に備えて、緊急時に外からでも開けやすいファスナー構造になっているかどうかも確認しておくと、より安心です。お子様の安全を第一に考え、素材と機能性をしっかりとチェックしましょう。
[amazon]のレビューでは、「ファスナーカバーが付いているので、子供が寝ている間に顔に当たる心配がなく安心です。」という声や、[楽天]のレビューでは「通気性が良いので、汗っかきの子供でも快適に眠れています。」といった意見がありました。安全性を高めるための細やかな配慮がされている製品を選ぶことが大切です。
持ち運びや収納の便利さがアウトドアシーンで活躍


キャンプやハイキングなど、アウトドアシーンで子供用寝袋を使用する場合、持ち運びやすさや収納のコンパクトさは重要なポイントとなります。お子様自身が持ち運ぶことも考慮すると、軽量であることはもちろん、コンパクトに収納できることが望ましいです。





多くの子供用寝袋には、専用の収納袋が付属しています。収納袋に入れることで、寝袋を小さくまとめて持ち運ぶことができます。収納袋のサイズや形状も様々ですので、お子様自身が簡単に収納できるような工夫がされているかどうかも確認してみると良いでしょう。
また、寝袋の重量も確認しておきましょう。軽量なものであれば、お子様の負担を減らすことができます。ただし、軽量性と保温性はトレードオフの関係にある場合もありますので、使用する季節や場所の気温に合わせて、適切なバランスの製品を選ぶことが大切です。
[amazon]のレビューでは、「軽くて子供でも楽に持ち運べます。」という声や、[楽天]のレビューでは「コンパクトに収納できるので、車の荷室のスペースも有効活用できます。」といった意見がありました。持ち運びや収納の便利さは、アウトドアアクティビティをより快適にするための重要な要素と言えるでしょう。
お手入れのしやすさで清潔さを保つ
子供用の寝袋は、汗や泥などで汚れやすいものです。そのため、お手入れのしやすさは、長く快適に使用するために非常に重要なポイントとなります。特に、小さなお子様の場合、寝ている間に汚してしまうことも少なくありません。
多くの子供用寝袋は、洗濯機で丸洗いできる素材で作られています。洗濯表示を確認し、自宅で簡単に洗濯できるものを選ぶと、いつでも清潔な状態を保つことができます。また、速乾性のある素材であれば、洗濯後の乾燥も早く、お手入れの手間を省くことができます。
中には、部分的に汚れを拭き取れる素材や、撥水加工が施されているものもあります。これらの機能があると、ちょっとした汚れであればすぐに落とせるため、非常に便利です。
[amazon]のレビューでは、「洗濯機で洗えるので、いつも清潔に使えて助かっています。」という声や、[楽天]のレビューでは「撥水加工のおかげで、雨の日でも安心して使えます。」といった意見がありました。お手入れのしやすさは、衛生的に長く使用するための重要な要素です。
豊富なデザインで子供の興味を引き出す


子供用の寝袋は、機能性だけでなく、デザインも重要な要素です。子供たちが喜ぶような、カラフルな色使いやキャラクターデザインの製品が多く販売されています。お気に入りのデザインの寝袋であれば、子供たちも積極的に使ってくれるでしょう。



寝袋を選ぶ際には、お子様の好きな色やキャラクターなどを考慮して、一緒に選ぶのも楽しいかもしれません。また、デザインだけでなく、素材や機能性もきちんと確認することが大切です。
[楽天]のレビューでは、「子供が大好きなキャラクターのデザインで、とても喜んでいます。」という声や、「色も鮮やかで、キャンプで目立って良いです。」といった意見がありました。子供たちが愛着を持って使えるような、お気に入りのデザインの寝袋を見つけてあげましょう。
子供用寝袋の選び方の気になる点・注意点
- アレルギー体質のお子様への配慮
- サイズ選びの失敗例と対策
- 温度表示の確認と選び方の注意点
- 中古品を購入する際の注意点
- 保管方法とメンテナンスの重要性
アレルギー体質のお子様への素材選び
アレルギー体質のお子様にとって、寝袋の素材は非常に重要です。化学繊維に敏感な場合は、天然素材である綿やオーガニックコットンなどを検討しましょう。製品によっては、アレルギーテスト済みであることや、特定の認証マークが付いている場合がありますので、そういった情報を参考にすると良いでしょう。購入前に素材表示をしっかりと確認することが大切です。
[amazon]のレビューでは、「アトピー持ちの子供ですが、綿素材で安心して使えています。」という声がありました。
サイズ選びで失敗しないために
サイズ選びは、大きすぎても小さすぎても快適性を損なう可能性があります。成長を見越して大きめを選ぶ場合は、大きすぎないように注意が必要です。また、小さすぎると窮屈で寝返りが打ちにくくなります。可能であれば、実際に試着してみるか、製品のサイズ詳細をしっかりと確認しましょう。
[楽天]のレビューでは、「大きすぎるものを買ってしまい、結局買い直しました。」という失敗談も見られました。
温度表示を正しく理解する
寝袋には快適使用温度や限界使用温度などの表示がありますが、これらはあくまで目安です。お子様の体感温度は個人差がありますので、表示されている温度だけでなく、使用する環境や天候も考慮して選ぶようにしましょう。寒い時期には、重ね着などで調整することも視野に入れましょう。



子供は大人より基本暑がりで、温度選びは少し難しいです。ただ、風引かれるより少し暖かめが無難です
[amazon]のレビューでは、「表示されている温度よりも少し暖かく感じました。」という意見もありました。
中古品購入のリスクと注意点
中古の寝袋は価格が魅力ですが、衛生面や耐久性に不安が残る場合があります。特に子供用は汚れやすいことも考慮すると、できる限り新品を購入することをおすすめします。もし中古品を購入する場合は、状態をしっかりと確認し、信頼できる出品者から購入するようにしましょう。
[楽天]のレビューでは、「中古品を買ったら、シミが目立って残念でした。」という声がありました。
保管方法と日頃のメンテナンス
寝袋を長く快適に使うためには、適切な保管方法と日頃のメンテナンスが重要です。使用後はしっかりと乾燥させ、風通しの良い場所に保管しましょう。長期間保管する場合は、圧縮袋から出して保管することで、中綿の劣化を防ぐことができます。定期的に洗濯することも、清潔さを保つために大切です。
[amazon]のレビューでは、「きちんと保管していたら、数年経っても問題なく使えています。」という声がありました。
子供用寝袋の選び方の
スクールキッズ/C10







スクールキッズ/C10は長年、子供用寝袋のど定番です!
「スクールキッズ/C10」は、お子様の初めてのキャンプやアウトドア体験にぴったりの寝袋です。快適使用温度が10℃となっており、春から秋にかけての比較的温暖な時期に適しています。軽量でコンパクトに収納できるため、お子様自身でも持ち運びがしやすいのが特徴です。
素材には、肌触りの良いポリエステルなどが使用されていることが多く、洗濯機で丸洗いできる製品もありますので、お手入れも簡単です。お子様が汚してしまっても、すぐに洗えるのは嬉しいポイントです。[amazon]や[楽天]のレビューでは、「子供が気に入って使っています。」「コンパクトで収納しやすいのが良い。」といった声が見られます。
また、デザインも豊富で、お子様の好きな色や柄を選ぶことができるのも魅力の一つです。初めて寝袋を使うお子様でも、きっと気に入ってくれるでしょう。安全性にも配慮されており、ファスナーが肌に直接触れないような工夫や、不用意に開かないためのロック機能などが付いている製品もあります。
「スクールキッズ/C10」は、手頃な価格で購入できるモデルも多く、初めての寝袋として選びやすいでしょう。耐久性にも優れているため、長く愛用できる可能性が高いです。お子様の笑顔のために、安全で快適な睡眠を提供してくれる「スクールキッズ/C10」を検討してみてはいかがでしょうか。


コールマン キッズマミー アジャスタブル/C4







スクールキッズ/C10より高い保温力が欲しい方向けです!
[amazon]のレビューでは、「サイズ調整ができるのが本当に便利!」「暖かくて子供もぐっすり眠れた」といった声が多く見られます。また、「収納袋が付いているので、持ち運びも楽です」という意見もありました。


キャプテンスタッグ アクティブ キッズマミー300(子供用)


手頃な価格ながら、しっかりとした機能性を持つキャプテンスタッグの「アクティブ キッズマミー300(子供用)」。中綿にホローファイバーを使用しており、軽量ながらも保温性を確保しています。洗濯機での丸洗いも可能で、お手入れも簡単です。[楽天]を中心に、コストパフォーマンスの高さが評価されています。



とにかく安い子供用寝袋なら、コレという感じです!
[楽天]のレビューでは、「値段の割にしっかりしていて良い」「子供も暖かく眠れたと言っています」といった声が寄せられています。「収納もコンパクトで良い」という意見もありました。


DOD わがやのシュラフ


家族みんなで使えることをコンセプトにしたDODの「わがやのシュラフ」。家族で一緒に寝ることが可能です。洗濯機で丸洗いできるので、お手入れも簡単。[amazon]を中心に、ユニークなコンセプトと使いやすさが支持されています。
[amazon]のレビューでは、「家族で連結して使えるのが楽しい」「肌触りが良くて子供も気持ちよさそう」といった声が見られます。「収納も簡単で助かります」という意見もありました。


子供用寝袋の選び方の類似製品の比較
製品名 | 適応身長 (cm) | 快適使用温度 (℃) | 重量 (kg) | 洗濯機洗い | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
コールマン スクールキッズ/C10 | – | 10 | – | 〇 | 軽量・コンパクト、春~秋向け |
コールマン キッズマミー アジャスタブル/C4 | 110~150 | 4 | 1.25 | 〇 | 長さ調節可能 |
キャプテンスタッグ アクティブ キッズマミー300 | – | 12 | 0.8 | 〇 | ホローファイバー |
DOD わがやのシュラフ | – | 5 | 4.8 | 〇 | 連結可能 |
ナンガ KIDS SQUARE FOOT 300 | 110~160 | – | 0.56 | × | ダウン使用、軽量・コンパクト |
ノースフェイス ユースワサッチプロ-7 | ~152 | -7 | 0.7 | 〇 | -7℃対応、デザイン |
全体のまとめ
子供用寝袋選びは、お子様の安全と快適な睡眠のために非常に大切です。成長に合わせたサイズ選び、安全な素材の選択、使用する季節や場所に適した温度域の確認、持ち運びやすさ、お手入れのしやすさなどを考慮して、最適な寝袋を選んであげましょう。
- 成長に合ったサイズを選ぼう
- 安全な素材が第一
- 使用温度を確認
- 持ち運びも考慮
- 洗濯できると便利
- レビューを参考に
- アレルギーに注意
- 安さだけで選ばない
- 保管方法も大切
- お気に入りを見つけよう





著者PROFILE
2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆
谷川岳の雪洞で宿泊
今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。
雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)
雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。
自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。

楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆

寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。
キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。
『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。
これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。

『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。
テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆