みんなで楽しくお酒片手にバーベキュー。
そろそろみんなおやすみモードに突入してきた。
さ?って、そろそろ寝ますか。
寝袋(シュラフ)に体をもぐりこませて、さあ就寝
・・・?!
なんか寒い!
今何時だ・・・えっ午前4時だ。
あわてて持ち合わせのレインウェアーを上下着込んで寒さをしのぐ。
寒さに凍えながら、朝日がでるのをひたすら待つ。。。
これ、私の実体験です。
しかも、こんな思いをしたのは1度や2度ではありません。
これから寝袋選びで超重要なことを書きます。
それは
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「 使 用 す る 気 温 に あ っ た 寝 袋 を 選 ぶ 」
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です。
これはホントにホントに重要なので、ぜひ覚えておいてください。
よく寝袋のカタログにこんな資料がのっていると思います。
グレーの線が使用可能温度域。
オレンジの線が快適睡眠温度域ですよね。
なんか説明が回りくどく書かれています。
たま?にこの解釈の仕方が知らない方がいるので、もっとわかりやすく説明しますね。
☆使用可能温度域(グレーの線)=寒さに凍えながらなんとか生命維持できます。そして、まともに寝ることはできません。
☆快適睡眠温度域(オレンジの線)=まともに寝ることができます。ただ、グレーの線とオレンジの線の境目は快適に寝れません。
つまり、買うときには「快適睡眠温度域(オレンジの線)」をのみを見て買いましょう!
これを勘違いすると、実際に使ったときに凍える体験をすることになります。
メーカーが何のために使用可能温度域なんて値を出しているのか、いまだにさっぱりわかりません。
それでは問題です!
Q1)秋に登山へ行きます。宿泊はテントを立てて1泊します。天気予報では最低気温が0度です。その場合、どの寝袋を使えばいいでしょうか?
この表を見ながらお答えください。
A1)使用可能温度域の下限が- 2℃の寝袋(シュラフ)
A2)快適睡眠温度域の下限が0℃の寝袋(シュラフ)
A3)快適睡眠温度域の下限が- 4℃の寝袋(シュラフ)
A4)快適睡眠温度域の下限が- 9℃の寝袋(シュラフ)
☆正解はA3とA4です!
ちなみに、最低気温が0℃と想定される秋の山でテント泊する情況でそれぞれの寝袋をしようしたらどうなるか。
A1)使用可能温度域の下限が- 2℃の寝袋(シュラフ)
→寒さで眠りにつくことができない。手持ちの衣類をすべて着込んで寝袋の中でうずくまる。凍えて寝れないため、疲れがとれないどころか疲労が蓄積されていく。朝日が出てきて暖かくなってくると眠くなってくる。当然、その日は、すごい疲労を抱えたままボーっとしつつ1日を過ごすことになる。
A2)快適睡眠温度域の下限が0℃の寝袋(シュラフ)
→寝始めはぐっすり・・・しかし夜中に寒さで目が覚めそうになる。一番足が寒い。次の日起きるとなんか体がだるい。十分に疲れがとれていないようだ。
A3)快適睡眠温度域の下限が- 4℃の寝袋(シュラフ)
→寝始めはすこし熱い。ジッパーを少しあけて寝る。夜中にすこし寒くなってきてジッパーをしめる。ぐっすり寝れて、疲労も回復!
A4)快適睡眠温度域の下限が- 9℃の寝袋(シュラフ)
→寝始めはけっこう熱い。ジッパーを少し
あけて寝る。そのまま朝を迎える。疲労も回復!
という感じになるとおもいます。
テント泊や車中泊や山小屋などは、室内温度と外気温がほとんど同じになります。
天気予報が0℃でも、天候によって暖かくなったり寒くなったりします。
よほどの玄人でない限り、最悪な状況を想定して寝袋を選びましょう。
☆オススメの購入の目安は、
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快適睡眠温度域下限 = 実際に寝袋を使用する温度 - 5
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を目安にすると多少の天候の変動にも対応できて、安心して使えますよ♪
著者PROFILE
2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆
谷川岳の雪洞で宿泊
今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。
雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)
雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。
自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。
楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆
寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。
キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。
『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。
これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。
『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。
テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆