仕事の打合せで、八王子に滞在したついでに、高尾山に登ってきました(^^)
ご存知の通り、3日前に関東全域に大雪が振りました。そのため、高尾山周辺にはまだまだ積雪がありました。
今回は、薬王院の駐車場に車を停めたのですが、けっこうな雪が残っていました。
その後、受付(駐車料金500円の支払い)を済ませ、高尾山へ。
高尾599は通常どうり営業していました。
ケーブルカー駅には、ほとんど人がいませんでした。
この時期はいつもこんな感じなのか、積雪により少ないのかは地元民ではないため、わかりません。
6号路の登山口につくと、登山者が軽アイゼンを装着していました。
我々も付けようかと話しましたが、装着せずに登りました。(登りは結局装着せずに山頂へ)
路面は、完全に凍結しています。
ただ、多少、氷がデコボコしています。雪山用の登山靴は、ソールのブロックパターンが多く、結構路面をかんでくれました。
岩戸大師への道は、階段が凍結つるつるで、いつも以上の難易度のようでした。
何度も歩いている高尾山の6号路ですが、雪に覆われ景色変わるとなんだか別の山を登ってるかのように新鮮です。
途中で、木漏れ日が射し込んできます。
白く輝く太陽の光。
自然の中を歩くと、いつも空高く輝く光。
山頂に近づくと、日当たりが良い場所は雪が溶けて、完全に氷でした。
空は青く澄んでいて、遥か遠くまで見渡せます。
山頂に到着。。。ほとんど人おらず、静寂につつまれています。
今日はこれだけ天気が良いのだから、きっと富士山も綺麗に見えるだろう、と奥へ進むと。。。
鮮明に富士山が見えました☆
ズームを最大まで拡大して撮影しました。
上部に雪が冠った富士山は、美しく、その存在を放っています。
ベンチでコーヒータイム。
寒くて、なかなかじっと飲んでいられません。
山頂のトイレが開いてました。
この積雪で、閉まっていたらどうしようか、と思っていましたが大丈夫でした。
登りはなんとかツボ足で登れても、流石に下りは難しくアイゼンを装着します。
実は私、12本爪のアイゼン、14本爪のアイスクライミング用アイゼンしか持っておらず、今回しょうがなく12本爪のアイゼンを持ってきたのですが、明らかにオーバースペック。
最近は低山歩行も多いので、軽アイゼン持っても良いんじゃないかと思います。
3号路を下山しましたが、さすがの12本爪、しっかり雪面を噛み込みます。
麓に着いたのは12時頃。
お気に入りの高橋屋で食べようと思っていたのですが、お休みでした。
他を探すも、シャッターが降りた店舗が目立ちます。
高尾山の麓は、木曜定休日が多いのでしょうか。
結局、橋詰亭へ入りました。
ざるそば 大盛り☆
ごちそうさまでした♪
参考リンク
冬の登山道状況は、事前に確認するのがおすすめです。
高尾山の場合、高尾ビジターセンターの情報が確実かと思います。
こちらの富士登山サイトにも記事を掲載しました。
著者PROFILE
2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆
谷川岳の雪洞で宿泊
今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。
雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)
雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。
自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。
楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆
寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。
キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。
『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。
これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。
『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。
テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆