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2歳9ヶ月の息子は岩場登りに挑戦。スリングで歩行の補助はなかなか難しい

最近は自宅から近い(といっても1.5時間程度はかかる)筑波山登山が続いていますが、今回も筑波山にやってきました。

もう、12月ということで、子連れ登山もギリギリの季節です。あまり寒すぎて体調くずして風邪を引くと本人も親も大変です。

万全の子供用の防寒装備を用意して、筑波山神社から御幸ヶ原コースを登りました。

 

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2歳9ヶ月の息子はなかなかやる気です。

小さい頃から山好きの両親に連れられて(担がれて)一緒に山に来ていますが、毎度楽しそうに参加してくれて、親としてもとてもありがたいです。

 

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御幸ヶ原コースの登山口です。

息子が自分の足で登るかと思いきや、ベビーキャリアにもう乗りたいと言い出したため、背負います。

小さな子連れだと、子供を乗せるのになんだかんだと時間がかかり、出発するまで時間かかるねと妻の一言。

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あれよあれよと息子の身長が伸びているため、モコモコの防寒着を着るとベビーキャリアのベルトを最大に伸ばしてもギリギリ入った感じになりました。

もう少し大きくなっても乗れるように、細工して子供の肩ベルトを延長できないかなー、と思いました。

 

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子供の体重が約12キロ、ベビーキャリア3キロ、その他荷物合わせて16~7キロはあるでしょうか。

私の背中と子供の間に多少の距離があるため、20キロのザックを背負っているよりずっと重く感じます。

背負ってしばらくすると、後ろからいびきが聞こえてきました。

 

やがて息子目覚め、身体を動かしたくなったため、降ろして歩かせることにしました。

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リュックをハーネスに代わりにして、リュックの荷物掛け用ループにスリングを通して歩行を補助します。

大人にとってはなんなく登れる段差でも、小さな子どもにとっては非常に大きな段差となり、バランスを崩しやすいです。転倒しそうになることも多々あるため、転倒しそうになったときにスリングでバランスを戻す(基本的に上に釣り上げる)のが有効とわかりました。

以前にもこの方法を試して、絶妙なスリングの長さなど、改善されています。歩行の邪魔をせず、必要なときにはすぐに引ける程度の長さにし、持つ部分も末端と、もう少し短く持てるよう結び目を作って握れるようにしています。基本的に、転倒し易い場所では短く持ち、障害物の少ない場所では長くもちます。足場の悪い場所では親自身もしっかり安定していないといけないため、状況を見て、スリングの持つ場所を変えます。

 

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息子は途中で何度かバランスを崩しましたが、一生懸命登っていました。

ここは岩場で歩きにくいので、もっと先で歩けばよいのではと言ったのですが、本人が降りたいといって歩かせることになったのですが、やる気があるため、一生懸命登っていきました。

大人にとっては足を上げれば難なく登れる岩場ですが、子供にとっては自分の身長の半分程度の高さになります。

すぐに疲れて諦めるかと思ったのですが、しばらく続くこの岩場をすべて自力で登っていったため、感心させられました。

 

岩場はバランスを崩しやすかったのが、それ以外に平坦でも木の根が出ている場所で突然足を躓いて転びました(スリングで確保しているため大事には至りませんが)

子供は大人のように歩行スピードが変則的(突然走り出したりする)ため、スリングでのサポートはなかなか気を張りました。子供が走り出して親と離れてしまうと、スリングが突っ張ってしまいかえって転倒の原因になってしまうからです。

 

岩場が終わったところで、またベビーキャリアに乗り、そこから山頂まで背負い続けました。

御幸ヶ原コースはコースタイムは90分ですが、今回我々は約180分もかかりました。

 

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御幸ヶ原に到着し、コマ展望台の食堂で遅めの昼食です。

筑波山は男体山の山頂近くに屋内の食堂があるため、安心して子供を連れていけます。

 

下りはケーブルカーで下山です。

3時間かけて登った道も、ケーブルカーでは片道8分で移動できます。

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もう、紅葉もほとんど終わり、平日ということもあってケーブルカーは空いていました。

 

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筑波山神社に戻ると茅の輪があったため、家族みんなでくぐってきました。

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登りだけの登山でしたが、子背負登山は、負荷が高いため、片道でも十分な運動になりました。

気温は大夫下がっているものの、天候よく、心地よい登山ができたのできました。

 

いつもありがとうございます、筑波山☆

 

目次

参考リンク

筑波山の登山ルート、ケーブルカー、ロープウェイ情報 http://www.mt-tsukuba.com/

 



著者PROFILE

この記事を書いた人寝袋選びで大切なこと寝袋とマットは2つで1つ

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著者: Masaki T

2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆

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今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。

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雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)

雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。

自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。

楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆

山岳・登山用の寝袋マットの選び方の基本(無積雪期)

寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。

キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。

『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。

これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。

登山ルート上のキャンプ場・テント場

『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。

テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆

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