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【2024年版】oxtos(オクトス) の3種類の透湿防水シュラフカバーを調査(比較・考察)

<2023年更新!>oxtos(オクトス) のシュラフカバーについて調査しました。

オクトスで製造&販売しているシュラフカバーは

  • 透湿防水シュラフカバー(レギュラー、ワイドロング)
  • 透湿防水 タフシュラフカバー(レギュラー、ワイドロング)
  • 高透湿防水 シュラフカバー(レギュラー、ワイドロング)

の3種類(サイズがレギュラーとワイドロングの2展開)です。(ネーミングが近くて違いがわかりにくいですね)

それぞれのシュラフカバーのスペックと実売価格を見ていきたいと思います。

oxtos(オクトス)  シュラフカバー

 

oxtos(オクトス) のシュラフカバーについて調査しました。

オクトスで製造&販売しているシュラフカバーは

  • 透湿防水シュラフカバー(レギュラー、ワイドロング)
  • 透湿防水 タフシュラフカバー(レギュラー、ワイドロング)
  • 高透湿防水 シュラフカバー(レギュラー、ワイドロング)

の3種類(サイズがレギュラーとワイドロングの2展開)です。(ネーミングが近くて違いがわかりにくいですね)

それぞれのシュラフカバーのスペックと実売価格を見ていきたいと思います。

透湿防水シュラフカバー(レギュラー、ワイドロング)

oxtos(オクトス) 透湿防水シュラフカバー

 

[レギュラー]
  • 【素 材】 表生地 / 40dnリップストップナイロン / 2層防水(透湿)コーティング、背面生地 / 40dnリップストップナイロン / 2.5層防水(透湿)コーティング
  • 【耐水圧】表生地 / 10,000mm、背面生地 / 10,000mm
  • 【透湿度】表生地 / 5,000g/m2/24h、背面生地 / 5,000g/m2/24h
  • 【サイズ】全長202cm×肩口幅83cm×底部幅53cm、ファスナー開口部 / 148cm
  • 【収納サイズ】18cm×12.5cm×8cm
  • 【重 量】約325g(収納袋10g含む)
  • 【メーカー】oxtos(オクトス)
  • 【生産国】日本
[ワイドロング]
  • 【サイズ】全長220cm×肩口幅94cm×底部幅54cm 、ファスナー開口部 / 148cm
  • 【収納サイズ】 18cm×12.5cm×8cm
  • 【重 量】 約365g(収納袋11g含む)
POINT

oxtos(オクトス)がこだわり抜いた「日本製」のシュラフカバー。
弊社オリジナルシュラフにも使用している「耐水性」「透湿性」に優れた生地を表地に採用。
山小屋泊でもシーツとして、また非常時のビバークにも持っていると安心。
ファスナーは上下どちらからでも開閉可能な仕様。
※生地のロットによってコーティング面(裏面)の模様やカラーが異なる場合がございます。

 

できるだけ低予算で、そこそこの性能でもいいから、ちゃんとした防水透湿生地のシュラフカバーが欲しい方にいいかもしれません(かなり安いです)

「oxtos(オクトス) 透湿防水シュラフカバー」の購入者レビューと実売価格

 

透湿防水 タフ シュラフカバー(レギュラー、ワイドロング)

oxtos(オクトス) 透湿防水 タフシュラフカバー

 

[レギュラー]
  • 【素 材】上面(マスタード部分) / 15dn透湿防水マイクロリップストップナイロン、背面(グレー部分) / 40dnナイロン透湿防水ポリウレタンコーティング(頭部/背面部/底部)
  • ■上面(2レイヤー):耐水圧 / 1,000mm、透湿度 / 8,000/m2/24h
  • ■背面(2.5レイヤー):耐水圧 / 10,000mm、透湿度 / 5,000/m2/24h
  • 【サイズ】全長202cm×肩口幅83cm×底部幅53cm、ファスナー開口部 / 148cm
  • 【収納サイズ】縦17×横11×マチ5cm
  • 【重 量】本体 / 約260g、収納袋 / 約8g
  • 【カラー】マスタード×グレー
  • 【生産国】日本
  • 【メーカー】oxtos(オクトス)
[ワイドロング]
  • 【サイズ】全長220cm×肩口幅94cm×底部幅54cm、ファスナー開口部 / 148cm
  • 【収納サイズ】縦18×横11×マチ5cm
  • 【重 量】本体 / 約295g、収納袋 / 約8g

 

POINT

上面(マスタード部分)には、15dn透湿防水マイクロリップナイロンを採用。
引裂強度に優れ、特殊コーティングにより今までよりも薄いコーティングで
従来品と同じスペックの耐水圧、透湿性を実現。より軽量なモデルとなっております。

縫製箇所(必要箇所)には、シームテープ加工を施しております。

防水の必要な背面部分には、従来通り「耐水圧10,000mm」の生地を採用しております。

透湿・防水を兼ね備えた軽量コンパクトなシュラフカバーです。山小屋泊でもシーツとして、また非常時のビバークにも持っていると安心のアイテムです。
ファスナーは上下どちらからでも開閉可能な仕様です。(内側からも開閉可能。)

軽量・コンパクト性重視、かつ3シーズン利用の方向けでしょうかね。

「oxtos(オクトス) 透湿防水 タフ シュラフカバー」の購入者レビューと実売価格

 

高透湿防水 シュラフカバー (ショート、レギュラー、ワイドロング)

oxtos(オクトス) 高透湿防水 シュラフカバー

 

[ショート、レギュラー]
  • 【素 材】生地 / 30Dリップストップナイロン(2レイヤー) SOFANDE®
    〈使用生地スペック〉耐水圧 / 20,000mm以上、透湿性 / 20,000g/m2・24hrs(JIS L-1099B-1法) ※当スペックには個体差があります。保証値ではありません。
  • 【サイズ】ショート / 全長192cm×肩口幅83cm×底部幅53cm、レギュラー / 全長202cm×肩口幅83cm×底部幅53cm、ファスナー開口部 (共通) / 148cm
  • 【収納サイズ】18cm×12.5cm×8cm
  • 【重 量】ショート / 約255g(収納袋9g含む)、レギュラー / 約265g(収納袋9g含む)
  • 【メーカー】oxtos(オクトス)
  • 【生産国】日本
[ワイドロング]
  • 【サイズ】全長220cm×肩口幅94cm×底部幅54cm、ファスナー開口部 / 148cm
  • 【収納サイズ】18cm×12.5cm×8cm
  • 【重 量】約305g(収納袋9g含む)

 

POINT

oxtos(オクトス)がこだわり抜いた「日本製」のシュラフカバー。
当製品の生地には、「30Dリップストップナイロン(2レイヤー)」
「SOFANDE®」を使用しております。
高度なテキスタイル技術とラミネート加工の融合により、
ハイレベルの耐水性と透湿性を兼ね備えた性能重視のモデル。
山小屋泊でもシーツとして、また非常時のビバークにも持っていると安心。
ファスナーは上下どちらからでも開閉可能な仕様。
※「SOFANDE®」は旭化成の登録商標です。

 

軽量・コンパクトかつゴアテックス並の性能が欲しい方にはいいかもしれません。SOFANDEはポリウレタン系の防水透湿素材なので、ゴアテックスとの違いは、経年による耐用年数ですね。5年以下の使用であればこちらでも十分かもしれません。価格もゴアより安いです。

「oxtos(オクトス) 高透湿防水 タフ シュラフカバー」の購入者レビューと実売価格

     

    3商品のスペック比較

    レギュラーサイズで各主要スペックを比較します。

    (※下の表は右にスライドできます)

    モデル

    透湿防水シュラフカバー レギュラー

    oxtos(オクトス) 透湿防水シュラフカバー

    透湿防水 タフシュラフカバー / レギュラー

    oxtos(オクトス) 透湿防水 タフシュラフカバー

    高透湿防水 シュラフカバー

    oxtos(オクトス) 高透湿防水 シュラフカバー

    素 材

    表生地 /

    • 40dnリップストップナイロン 
    • 2層防水(透湿)コーティング

    背面生地 /

    • 40dnリップストップナイロン
    • 2.5層防水(透湿)コーティング

    上面(マスタード部分)

    • 15dn透湿防水マイクロリップストップナイロン


    背面(ネイビー部分) /

    • 40dnナイロン透湿防水ポリウレタンコーティング(頭部/背面部/底部)
    30Dリップストップナイロン(2レイヤー) SOFANDE®
    透湿性 表生地 / 5,000g/m2/24h
    背面生地 / 5,000g/m2/24h
    表生地 / 8,000/m2/24h
    背面生地 / 5,000/m2/24h
    20,000g/m2・24hrs
    耐水圧 表生地 / 10,000mm
    背面生地 / 10,000mm
    表生地 / 1,000mm
    背面生地 / 10,000mm
    20,000mm以上
    重 量 約325g 約260g+8g? 約265g(収納袋9g含む)
    実売価格

    参考:¥6,710

    参考:¥8,800

    参考:¥13,200

     

    POINT

    オクトスのシュラフカバーは全体的に価格は押さえられています。

    透湿防水シュラフカバーは透湿性能が表生地 / 5,000g/m2/24h、背面生地 / 5,000g/m2/24hとアウトドア用途ではエントリークラスのレインウェアクラスのため、寝袋内が結露してもそれほど問題にならない1泊のみの使用が主眼の場合や重量の気にならないキャンプ等ではこちらでも十分かもしれません。

     

    登山用途かつ、もう少し軽量化したい方は、透湿防水 タフシュラフカバー や高透湿防水 シュラフカバーが選択肢に入ると思います。

    タフシュラフカバーは透湿性はそこそこ、耐水圧は特に重要になってくる背面重視で低価格を実現しています。(雨や連泊等でマットは湿るか濡れることがあります。耐水圧が低いとじわじわと水分が染み込んでくる可能性があります。背面の透湿性は10,000mm程度あれば実質問題になりにくいと思います。

     

    高透湿防水 シュラフカバーは登山用途に耐えうる耐水圧、透湿性があり、縦走等で連泊が多い方は、このクラスを選択を推奨します。(このクラスで結露が気になるなら、その上はゴアテックスになりますが価格は2万円程度になります)このスペックであれば3シーズン用途では問題ないですが、冬期利用(雪山登山)で大丈夫かどうかは、メーカーに直接問い合わせてみてください。(数年前、複数のメーカーに冬期利用のシュラフカバーとしてどの防水透湿素材がおすすめか?と確認したところ、『ゴアテックス』の回答を得ています)

     

    オクトスのシュラフカバー全般に言えることですが、2レイヤーもしくは2.5レイヤーと柔らかい防水透湿膜が剥き出しの状態で、直接的な擦れに強いとはいえません。(裏地のある3レイヤーは非常に強い)。これはシュラフを入れての使用では問題になりにくいですが、単体使用(シュラフカバー内に直接人が寝る)の場合、衣類から金属パーツが出ていると防水透湿膜が削れたり、めくれたりすることがありますので、扱いには注意が必要です。

    また、2、2.5レイヤーは裏地が無いため、裏地付きの3レイヤーと比べると、透湿性が同じでも内部結露が気になりやすい傾向があります。防水透湿膜の裏地は水濡れを拡散させる役割があり、その機能が無い2、2.5レイヤーは水滴が目立ってしまうのです。

     

    また、ポリウレタン系の防水透湿膜(SOFANDEもポリウレタン系)は、加水分解等の経年劣化の影響により、耐用年数がおおよそ5年程度と言われています。基本的に防水透湿膜は製造直後の初期性能値から徐々に性能が下がっていきます。劣化が進むと水圧のかからない水濡れ等でも内部に染み込んできます。こうなるともう、単なるナイロンのシュラフカバーの状態です。コアテックスの場合は価格は高いですが、もっと長く使えます。

    モンベルやイスカ、その他メーカーも防水透湿のシュラフカバーを作っていますので、様々検討して選ばれると良いと思います。

     

    関連リンク

    シュラフカバーの様々なことについてまとめた記事もありますので、ご参考に↓

    • シュラフカバーの長・短所(結露)、選び方、人気・おすすめ一覧
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    「シュラフカバー」関連ページ

    目次


    著者PROFILE

    この記事を書いた人寝袋選びで大切なこと寝袋とマットは2つで1つ

    plofile.jpg
    著者: Masaki T

    2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆

    運営者情報はこちら

    雪山 クローズドセルマット

    谷川岳の雪洞で宿泊

    今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。

    雪山 テント泊 八ヶ岳

    雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)

    雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。

    自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。

    楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆

    山岳・登山用の寝袋マットの選び方の基本(無積雪期)

    寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。

    キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。

    『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。

    これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。

    登山ルート上のキャンプ場・テント場

    『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。

    テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆

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