ちまたに溢れるゴアテックス商品。
ゴアテックス社が永久保障しているのは、わかった。。。
でも、実際の対応はどうなのかが気になります。
とっても参考になる記事を見つけましたので、転載しておきます。
転載元の記事 ⇒ http://www.meiseik.com/Work_Diary/work_log_20060213.htm
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皆様ご存知のゴアテックス。
バイクに乗る時はもちろん、釣の用具でも大変にお世話になっています。
このゴアテックス、『水蒸気は通すけど水は通さない』、つまり、『蒸れない濡れない』という機能を永久保証しています。
新しい物好きの私はゴア製品をたくさん持ってます。
The North Face のマウンテンパーカ。
まだその製品が日本では5万~7万円という値段で販売されていた13~4年前、当事良く購入していたアメリカのREIから$380で輸入してキャンプの時にはいつも着ていました。
やっぱゴアだよ!、雨が降っても平気だよ~・・・ アレ?
あっけなく濡れてしまいました(TT)
同じく同時期、バイクに乗るときに雨が降ってもブーツカバーが必要無い!ようにと思って買ったSIDI ASOLOのトレッキングシューズ。 ハイカットで、カッパを着ても靴だけはそのままでOK!・・・
でも、初めての雨でアッサリと浸水(TT)
仕方なく、ゴアのトレッキングシューズの内側に、これまたREIで買ったゴアのソックスを履いて雨の中で走ったことがありました。
*ただ、このゴアソックスは完璧でした!靴の中は浸水でグチュグチュなのに、足はと~~~~~っても快適でした。このアイテムは今でも欲しい逸品です。
『ゴアテックスと言っても濡れる時は濡れるしなぁ・・・』
そういう経験もあって最近は国産のメーカーでもある、類似の機能を持った素材を使用して、値段も安価な製品を買って使ったりしてました。
釣り用のウェーダーも今のヤツはそれです。
少し前になりますが、お客さんから聞いた情報を元に、日本ゴアテックス社へこれらのゴア製品を送りました。
理由は『ゴアテックスなのに水が漏るから検査をお願いします』 です。
ゴア社の対応は・
スゴイ!です。
13年以上も前に購入し、とことん使い込んだボロいマウンテンパーカ、同じくとことん使い込んで靴底も磨り減ってしまったトレッキングシューズ、
その両者について、『ゴアテックスに漏水があった』 という理由で購入時の金額、全額を払い戻してくれるそうです!
また、同じ理由で送った某ラ○&○ー○゛社製のゴアツーリングジャケット上下。これについても漏水検査を行ってくれました。
そしてその結果は、ゴアテックス製品には不可欠の縫い目のシールテープが一部貼られていなかった!そうです。
なぁにぃ~!上下で10万円近くもしたのにぃ!(怒)
これは絶対にメーカーに一言申さねば気が済まない! そっちへ送りつけてやる! と思ったのですが、
ゴア社の方で 『シールテープの貼り付けを行って、クリーニングをした後、撥水加工を施してお返しします』ということ・
後日届いたウェア類はきれいにクリーニングされ、手で触って解る撥水加工が施されていました。
また同封の説明書にはキズがあった部分の補修、シールテープの張替えを行ったと記載してありました。
恐れ入りました。
CSとはこういうことを言うんだなあと思い知りました。
バイクはどうなんだろう??? とも思いました。
ドイツではとんでもなく古い車輌の部品を、今でもメーカーが、造ってでも!供給していると聞きました。
『そんなことやってたら喰っていけないんだよ!』的な貧しい、悲しい、日本の体質を感じました。
変わりつつあるようですけどね・・・・ほんの一部では。
まぁ、ラ社の高価な用品はもう買えないと思いました、高価なモノを売っている自覚が無いようですから。
ただ儲けたいが為に、こういった名前の通った素材を使ったり、関わったというだけで有名な個人や会社の名前を金で買ったりして、必死にメジャー感を出そうとしている製品や売主は相変わらず多いです。
雑誌に出たからすごい!、TVに取り上げられたからすごい!
知らない人はそれだけで信者になってしまいますよね~・・・・悲しいかな私自身もそう言った部分はあります。
でも、
本当に良い物とそうでない物はちょっとづつ解るようになってきました。
『これからもゴアテックスを買いたい』と思った一件でした。
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私もラフ&ロー〇のゴアテックスグローブを以前買いましたが、買ってすぐの雨の日に浸水しました。
それにしても、これが本当なら、『ゴアテックスしか買えなくなる』かも。。。
著者PROFILE
2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆
谷川岳の雪洞で宿泊
今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。
雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)
雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。
自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。
楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆
寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。
キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。
『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。
これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。
『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。
テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆