登山やキャンプなどのアウトドアにおいてのコロナウイルスの感染対策資料を調査しています。
様々調べた結果、様々なメディアが理研計算科学研究センターの資料を流用しているため、元資料となる動画一覧をまとめました。
目次
「富岳」による室内環境におけるウイルス飛沫感染の予測とその対策
理研計算科学研究センター発表のスーパーコンピュータ「富岳」による室内環境におけるウイルス飛沫感染の予測とその対策の動画一覧です。
- スーパーコンピュータ「富岳」記者勉強会 室内環境におけるウイルス飛沫感染の予測とその対策(1)
- スーパーコンピュータ「富岳」記者勉強会 室内環境におけるウイルス飛沫感染の予測とその対策(2)
- スーパーコンピュータ「富岳」記者勉強会 室内環境におけるウイルス飛沫感染の予測とその対策(3)
- スーパーコンピュータ「富岳」記者勉強会 室内環境におけるウイルス飛沫感染の予測とその対策(4)(2020/12/08)
- スーパーコンピュータ「富岳」記者勉強会 室内環境におけるウイルス飛沫感染の予測とその対策(5)(2021/03/08)
その他の関連動画
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野外活動におけるリスク評価と対策について
室内に対して安全と考えられている屋外での感染リスクについて検証されています。
想定)
- 屋外でテーブルを囲んで飲食している場合を想定(大声で話している場面)
- 無風状態の他、0.5~1.0m/s程度の微風を想定。
- 30秒間大声で発話の後、到達する飛沫数でリスクを評価
- 人と人との距離の他、マスクやマウスガードの効果についても検討
まとめ)
- 野外という条件が室内と比較して一様に感染リスクを下げるわけではない。近距離で濃度の高いエアロゾルを吸引するリスクという観点からは、微風条件では、風下にいた場合、むしろ感染リスクは高まる。
- 風が吹いた場合、無風状態と比較して、飛沫の直進性は弱まる(拡散する)
- 野外であっても距離を取ることは重要である。マスク無しの場合、1mから1.7mに離れることで、到達する飛沫量を半分にすることができる
- マスクによる飛沫飛散の抑制効果は大きく、0.5m/sの微風状態を想定した場合、1mの距離であっても到達する飛沫量をほぼゼロにすることができる。マウスガードはマスクと比較するとその効果はやや劣るが、到達する飛沫量は数分の一にすることができる。マウスガードの場合は、1.7mの距離で到達量はゼロとなった