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【EcoFlow DELTA 3 Max Plus(2048Wh)の実力は?】強みと注意点|競合比較・セール情報・海外情報を徹底解説レビュー|ポータブル電源

【EcoFlow DELTA 3 Max Plus(2048Wh)の実力は?】強みと注意点|競合比較・セール情報・海外情報を徹底解説レビュー|ポータブル電源

2025年9月24日に正式発売されたEcoFlow DELTA 3 Max Plus(製品名に「2048Wh」と記載)は、通常価格249,980円(税込)という価格帯で、定格出力3,000W・最大容量拡張10,240Whを備えた大容量ポータブル電源です。EcoFlow(エコフロー)はポータブル電源市場における大手ブランドのひとつで、DELTAシリーズは国内外で多くのユーザーに利用されています。本記事では、スペック・機能・競合比較・海外レビュー・セール情報を整理してお伝えします。

公式サイト内の表記ゆれについて(重要):EcoFlow Japan公式サイト内では、同一製品について場所によって数値の表記が異なる場合があります。代表的な例として、①バッテリー容量が製品タイトル・説明文では「2048Wh」、仕様一覧欄では「2028Wh」と記載されている点、②AC充電時間が説明文では「約74分で0→80%・約1.8時間でフル充電」、仕様欄では「AC:約98分(フル充電)」と記載されている点があります。本記事では主な数値について公式仕様欄と商品説明文を照合して記載していますが、購入前には必ず公式サイトの仕様欄で最新情報をご確認ください。

この記事のポイント

  • 定格出力3,000W・X-Boost(独自機能)で最大3,800Wまで対応
  • 公式仕様欄ではAC入力1,500W・フル充電約98分、説明文では0→80%約74分と記載(出典別)
  • USB-Cポートは140W×1口+45W×3口の合計4口構成(仕様欄より)
  • 海外メディア(英・米)の実機テストで見えてきた実態
  • Jackery 2000 Newとの比較で見える位置づけ
  • セール時の価格推移と購入タイミングの考え方

この記事でわかること

  • DELTA 3 Max Plusの主要スペックと公式サイト内の表記ゆれの整理
  • X-Boost・Storm Guard・スマート出力制御などの機能の詳細
  • 海外メディアによる実機テスト結果(充電速度・静音性・効率など)
  • Jackery 2000 Newとの性能・価格比較
  • 購入前に知っておきたい注意点
  • どんな用途に向いていて、どんな人には別の選択肢を検討すべきか
目次

製品概要

DELTA 3 Max Plus(2048Wh)は、EcoFlowが2025年9月17日に予約受付を開始し、同月24日に正式発売した大容量ポータブル電源です。EcoFlow Japan公式ブログでは、前世代のDELTA 2 Maxからの進化点として定格出力・容量拡張性・停電対応速度などが紹介されており、DELTAシリーズの上位モデルに位置づけられています。

EcoFlowは中国・深圳に本社を置くエネルギーソリューション企業で、ポータブル電源市場における主要ブランドのひとつです。

主要スペック一覧

以下は、EcoFlow Japan公式サイトの仕様一覧欄(2026年4月時点)から確認した値を基本とし、説明文との差異がある項目はその旨を注記しています。数値は予告なく変更される場合があるため、購入前に必ず最新の仕様欄をご確認ください。

  • バッテリー容量:2,028Wh(仕様欄記載値)/製品タイトル・説明文では「2048Wh」と表記
  • バッテリー種別:LFP(リン酸鉄リチウムイオン電池)
  • 定格AC出力:3,000W
  • サージ出力:6,000W(起動時などの一時的な最大値)
  • X-Boost:最大3,800W対応
  • AC充電入力:AC(1,500W)×1(仕様欄記載値)
  • AC充電時間:約98分(フル充電・仕様欄記載値)/説明文では「約74分で0→80%・約1.8時間でフル充電」と記載
  • ソーラー充電:500W×2ポート、最大1,000W入力/ソーラー(1,000W)使用時:約140分(仕様欄)
  • 走行充電:拡張ポート経由(600W / 800W対応 または 1,000W対応 Alternator Charger、各別売)。対応するケーブルは品番によって異なります(仕様欄より)
  • 容量拡張:最大10,240Wh(専用エクストラバッテリー接続時)
  • 停電時自動切替:10ms(仕様欄記載値)
  • 動作音:25dB(600W未満時・仕様欄記載値)
  • バッテリー寿命:充放電サイクル4,000回以上で初期容量の80%を維持(毎日1サイクル換算で約10年、EcoFlow社内テストデータによる。実使用状況により異なります)
  • 製品保証:5年(標準3年+アプリ登録で2年追加)
  • 本体サイズ(W×D×H):49.4×24.2×30.5cm
  • 重量:約22.1kg
  • 出力ポート(仕様欄):AC×4 / USB-C(140W)×1 / USB-C(45W)×3 / USB-A(18W)×1 / シガーソケット×1 / アンダーソンポート×1
  • 入力ポート(仕様欄):AC(1,500W)×1 / ソーラー(500W)×2 / 拡張ポート
  • 通常価格:249,980円(税込)

※充電時間はすべてEcoFlow社内測定値です。実際の充電時間は環境・接続機器・バッテリー状態によって異なります。仕様欄と説明文で数値が異なる場合は、仕様欄を購入判断の基準とすることをおすすめします。

主な機能を整理する

定格出力とサージ出力の見方

定格出力とは、装置が安定して継続出力できる最大電力のことで、これを超えると保護回路が働いて給電が停止することがあります。DELTA 3 Max Plusの定格出力は3,000Wです。参考として、一般家庭で契約電流30Aの場合の最大電力は3,000W(100V換算の目安)となります。ただし、これは目安であり、実際の家庭の電力契約・配線環境によって異なります。

サージ出力6,000Wは、モーターを内蔵した機器の起動時などに発生する一時的な大電力への対応値です。ただし、すべてのモーター機器のサージが6,000W以内に収まるとは限らないため、対応可否は接続予定機器の仕様書でご確認ください。

X-Boost——定格を超えた機器を動かす仕組み

X-Boost(電圧を調整して定格出力を超える消費電力の機器を動作させる機能)は、最大3,800Wの機器まで対応しているとされています。ドライヤーや電気ストーブなど消費電力の高い家電を使いたい場面で役立つ可能性があります。

ただし、X-Boost動作中は電圧を下げることで機器の消費電力を抑えているため、機器本来の性能より出力が低下する場合があります。「動かせる」と「フルスペックで動かせる」は別物であることを理解したうえで活用してください。

充電時間の整理——仕様欄と説明文の数値が異なる点に注意

EcoFlow Japan公式サイト内では、充電時間についてページの箇所によって異なる数値が記載されています。

  • 仕様一覧欄:AC:約98分(フル充電)/ ソーラー(1,000W):約140分
  • 商品説明文:「約74分で0→80%・約1.8時間でフル充電」

この数値の差については、測定条件や表記基準の違いによるものと考えられますが、公式サイト内で確認できる説明以上のことは現時点では判断できません。購入判断の基準としては、仕様一覧欄の「約98分(フル充電)」を参照することをおすすめします。

なお、EcoFlow独自のStorm Guard(気象情報と連動し、12時間以内に悪天候が予想される場合にアプリへ通知を送ると同時に自動でAC充電を開始する機能)を搭載しています。台風接近前や大雪が予報される日の備えに役立つ機能です。

充電方式の種類

DELTA 3 Max Plusに対応する充電方式は以下のとおりです(EcoFlow Japan公式サイト仕様欄・説明文より)。いずれの時間も社内測定値であり、環境・条件によって異なります。

  • コンセント(AC)充電:入力1,500W・フル充電約98分(仕様欄)
  • ソーラー充電:最大1,000W(500W×2ポート)・ソーラー1,000W使用時フル充電約140分(仕様欄)
  • 発電機充電:EcoFlowスマート発電機との接続で高速充電が可能(詳細は公式サイトをご確認ください)
  • 走行充電:拡張ポート経由でAlternator Charger(600W/800W品、または1,000W品・各別売)を接続。接続に必要なケーブルは品番によって異なります
  • ソーラー+走行充電の同時入力にも対応(公式説明文より)

ソーラー充電が最大1,000W(2ポート)まで対応している点は、2kWhクラスのポータブル電源としては選択肢の広い部類に入ります。ただし実際の発電量は天候・パネルの向き・季節によって大幅に変動するため、稼働時間の目安はあくまで晴天好条件下での参考値として考えてください。

容量拡張の仕組み

EcoFlow Japan公式サイトでは、DELTA 3 Max Plusの容量拡張について「柔軟に選べる4つの容量」として以下の段階が案内されています(専用エクストラバッテリーセットページより)。

  • 本体単体(エクストラバッテリーなし)
  • 専用エクストラバッテリー1台接続
  • 専用エクストラバッテリー2台接続(2台目の接続には別売り専用アクセサリー必要)
  • DELTA Pro 3専用エクストラバッテリーとの組み合わせで最大10,240Wh

各段階の合計容量の詳細は、EcoFlow Japan公式サイトでご確認ください。2台目接続に必要な専用アクセサリーの発売状況は変更される場合があります。

停電時の自動切替——簡易バックアップ用途として

仕様欄には停電時自動切替速度が「10ms」と記載されています。コンセントからの電力が途絶えた際に、約10ms(0.01秒)でバッテリー給電に切り替わるとされており、冷蔵庫やパソコンの動作への影響を抑えることが期待できます。

ただし、メーカーはこの機能を「UPS機能ではない」と明記しています。データサーバーや在宅医療機器(在宅酸素療法機器など)への使用は推奨されておらず、生命維持に関わる機器には専用のUPS装置を別途ご用意ください。また、パソコンへの使用においても保存前のデータが保護されることを保証するものではありません。この機能はあくまで家庭用家電向けの簡易バックアップ用途として理解してください。

静音設計——600W未満時に25dB

仕様欄には「25dB(600W未満)」と記載されています。600W未満の出力時に25dBの動作音を実現するとされており、静音性を重視した設計とされています。600Wを超える出力時は動作音が大きくなる傾向があります。いずれも公称値であり、実際の動作音は負荷の大きさや室内環境によって異なります。

AC出力の2グループ制御

4つのAC出力を2グループ(AC1/AC2)に分けてアプリから個別に制御できます。停電が長引いた際に冷蔵庫・通信機器を優先しながら、照明など非必須の機器をオフにすることで、バッテリーの消費を抑えて重要機器の稼働時間を延ばすことができます。

LFPバッテリーの特徴

採用しているLFP(リン酸鉄リチウムイオン)バッテリーは、他のリチウム系電池(三元系など)と比べて発火しにくく、熱的安定性が高いという安全性の面で評価されています。充放電サイクルは4,000回以上で初期容量の80%を維持するとされており(EcoFlow社内テストデータ)、毎日1サイクル換算で概算約10年分に相当します。実使用状況により異なります。

電力変換効率の目安

EcoFlow公称値として最大92%の電力変換効率が示されています。ただし後述の海外実機テストではAC出力の実効率が約85%と計測された例もあります。稼働時間を概算する際は、実効率として80〜88%程度(実効容量として約1,620〜1,790Wh相当、仕様欄の2,028Whを基準)を目安に考えると現実に近い見積もりになります。複数機器を同時使用する場合は稼働時間がさらに短くなります。

海外メディアの実機テストで確認できたこと

国内でのユーザー評価はまだ蓄積中ですが、2025年後半から英語圏の複数のメディアで実機テストが行われています。以下にその内容を整理します。

注意:いずれも海外の電源環境(電圧・プラグ規格など)を前提とした測定結果です。日本の電源環境下での動作を保証するものではなく、日本仕様とは異なる場合があります。スペックの詳細は必ずEcoFlow Japan公式サイトの仕様欄でご確認ください。

充電速度と静音性の実測——The Technology Man・AndroidGuys

英国のThe Technology Man(2026年1月公開)の実機テストでは、ファスト充電モードで0→80%を50分、0→100%を約70分で計測。1メートルの距離では騒音計がほぼ室内ノイズと変わらないレベルを示したとのことです。これは英国仕様(電圧・プラグ規格が日本と異なる)での測定結果です。参照:The Technology Man — EcoFlow Delta 3 Max Plus Review(2026年1月公開)

米国のAndroidGuys(2025年11月公開)の実機テストでは、AC出力の実効率が約85%、DC出力の実効率が約89%と計測されています。これは当該レビューの1測定例であり、すべての環境に当てはまるものではありません。DC出力のほうがエネルギーロスが少ない傾向が示されています。参照:AndroidGuys — EcoFlow DELTA 3 Max Plus Review(2025年11月公開)

3,000W出力の動作確認——T3・Trusted Reviews

英国のT3(2026年1月公開)では、英国規格のドライヤーと電気ケトルを同時稼働させて3,000W超の負荷をかけるテストを実施し、動作したことが確認されています。英国の家電規格を前提とした結果であり、日本の家電への適用を直接示すものではありません。AC出力の2グループ制御については「マネージドエネルギーシステムに近い体験」と紹介されています。参照:T3 — EcoFlow DELTA 3 Max Plus Review(2026年1月公開)

英国のTrusted Reviews(2026年1月公開)では、拡張性・アプリの完成度・静音性が好意的に紹介されています。英国規格の電気ケトル(3,000W品)の動作も確認されています。参照:Trusted Reviews — EcoFlow Delta 3 Max Plus Review(2026年1月公開)

StorageReview.comによる評価(Max PlusとUltra Plusの同時レビュー)

米国のStorageReview.com(2025年9月公開)は、DELTA 3 Max PlusとDELTA 3 Ultra Plusを同時にレビューした記事です。Max Plusに関しては「ユーザーフレンドリーで耐久性があり、スケーラブルなパワーステーション」として紹介されており、停電切替時間10msの動作も確認されています。Ultra Plusに関する記述と混同しないようご注意ください。参照:StorageReview.com — EcoFlow DELTA 3 Max Plus & Ultra Plus Review(2025年9月公開)

海外レビューのまとめ

複数のレビューを通じて確認できた共通点を整理します。なお、すべて海外の電源規格前提の結果であることをご留意ください。

  • 充電速度については、一部のレビューでEcoFlowの説明文に近い値が計測されている
  • 静音性は複数のレビューで好意的な評価が見られる
  • 3,000W出力は海外家電での動作が確認されている
  • アプリの操作性については好意的な記述が多い
  • 重量(約22.1kg)については複数のレビューで「重い」との言及がある

購入前に知っておきたい注意点

重さ約22.1kgは気軽に持ち運べない

2kWhを超える容量を22.1kgに収めた設計ですが、1人で気軽に持ち運べる重量ではありません。両側のハンドルを使って2人で運ぶか、1人で車へ積み込む場合にはある程度の体力が必要です。Trusted Reviewsのレビューでも「長距離の持ち運びには2人での作業を推奨する」と紹介されています。頻繁に持ち運ぶ用途を想定している方は、重量と機能のバランスを考慮してください。

通常価格249,980円——セールの過去実績

通常価格249,980円(税込)は2kWhクラスのポータブル電源として安い部類ではありません。執筆時点の公式表示では販売価格149,988円(税込)と表示されていましたが、価格は変動します。ゴールデンウィーク・夏のボーナス時期・ブラックフライデー・年末年始などの時期にセールが行われた傾向が過去に見られましたが、将来の実施や割引率を保証するものではありません。

停電自動切替機能の適用範囲

停電時自動切替機能はメーカーが「UPS機能ではない」と明記しています。在宅医療機器・データサーバー・精密測定機器など、UPS専用装置が必要な機器には使用しないでください。パソコンへの使用においても、保存前のデータの保護を保証するものではありません。家庭用家電向けの簡易バックアップ用途として理解してください。

エクストラバッテリー2台接続には専用アダプターが必要

最大6,144Whへの拡張には専用エクストラバッテリーを2台接続する必要がありますが、2台目の接続には別売り専用アダプターが必要です。発売状況は変更される可能性があるため、公式サイトで最新情報をご確認ください。

X-Boost動作時は機器性能が低下する

X-Boostは電圧を下げて定格出力内に抑える仕組みのため、ドライヤーの風量低下・電熱系機器の温まりの遅れなど、機器本来の性能が低下する場合があります。「動かせる」と「フルスペックで動かせる」は別物です。

パススルー充電時の注意

コンセントに接続しながら機器に給電するパススルー機能はデフォルトで有効です。長時間のパススルー動作中はファンが回転する場合があり、発熱にも注意が必要です。スピーカーなど一部の敏感な機器では商用電源の変動が影響することがあるため、その場合はアプリからパススルーをオフにしてバッテリーからのAC出力のみで使用することが推奨されています(EcoFlow Japan公式FAQより)。

Jackery 2000 Newとの比較

2kWhクラスの主要な比較対象として、Jackery(ジャクリ)の「ポータブル電源 2000 New」を取り上げます。以下の数値はJackery公式サイトを参照しています。スペック・価格は変更される場合があるため、最新情報は各メーカー公式サイトでご確認ください。

※EcoFlowのバッテリー容量については、公式仕様欄では「2,028Wh」、製品タイトル・説明文では「2048Wh」と表記が異なります。比較表内では製品タイトル表記の「約2,048Wh」を用いています。

BLUETTI AC200Lについて:BLUETTI日本公式サイトで「終売」の表示が確認されているため(2026年4月時点)、比較表からは除外しています。

スクロールできます
比較項目EcoFlow DELTA 3 Max PlusJackery 2000 New
バッテリー容量約2,048Wh(製品タイトル表記)2,042Wh
定格出力3,000W2,200W
サージ出力6,000W4,400W
電力リフト系機能X-Boost:最大3,800W非搭載(標準定格のみ)
容量拡張最大10,240Wh(専用EB接続時)非対応
重量約22.1kg約17.9kg
AC充電(フル充電)約98分(仕様欄記載値)最速約1.7時間(Jackery公式より)
USB-C出力140W×1口+45W×3口(仕様欄)100W×2口(Jackery公式より)
製品保証最大5年(標準3年+アプリ登録2年)最大5年(標準3年+登録2年、Jackery公式より)

軽さを優先するなら Jackery 2000 New(約17.9kgで数値上軽量。容量拡張が不要な方向け) 定格出力の余裕と将来の拡張性を重視するなら EcoFlow DELTA 3 Max Plus(3,000W定格・最大10,240Wh拡張・5年保証)

向いている用途・向いていない用途

こんな用途に向いています

  • 台風・地震などの停電対策として冷蔵庫・エアコン・パソコンなどへの給電を継続したい(医療機器・UPS専用機器は除く)
  • 車中泊やキャンプで消費電力の高い家電を使いたい(定格3,000Wがあると対応しやすい機器が増えます)
  • 将来的にエクストラバッテリーを追加して使用電力量を増やすことを検討している
  • ソーラーパネルと組み合わせて電気代抑制の補助として使いたい
  • 現場作業や屋外イベントで安定した大出力が必要
  • アプリ連携でAC出力をグループ別に管理したい

こんな方には別モデルの検討もおすすめです

  • 頻繁に持ち歩く用途で軽さを最優先する方(約22.1kgは軽い部類ではありません)
  • 1,000Wh程度の容量で十分な用途(下位モデルのほうが費用対効果が高い場合があります)
  • データサーバーや在宅医療機器など厳密なUPS機能が必要な用途(専用UPS装置をご検討ください)
  • できるだけ費用を抑えたい方(セール時でも15万円前後となることが多く、下位モデルとの価格差があります)

実際の使用シーン別の考え方

防災・停電対策として使う場合

2024年1月に発生した能登半島地震では多くの方が電力インフラの途絶えた状況に置かれました。EcoFlow Japan公式サイトでは、EcoFlow製品が支援物資として被災地に提供された事例が紹介されています。ポータブル電源の平時からの備えは、停電時の対応手段のひとつとなりえます。

停電時の稼働時間は、仕様欄の容量2,028Wh・実効率80〜88%を考慮した実効容量約1,620〜1,790Whをもとにした理論上の目安です。複数機器の同時使用でさらに短くなります。

  • 冷蔵庫(平均消費電力100〜150W程度を目安):理論上の目安で約8〜12時間程度。周囲温度・開閉頻度・コンプレッサーの動作パターンによって大きく変動します
  • 照明(10W×3灯):理論上の目安で約40時間以上(実効容量1,620Wh÷30W)。ただし、あくまで理論計算値です
  • Wi-Fiルーター(10W):理論上の目安で約100時間以上(同上)。理論値寄りの参考値です
  • スマートフォン充電:一般的なスマホのバッテリー容量を20Wh前後とした場合、数十回〜の目安(充電効率等により変動)
  • 電子レンジ(1,300W):累計加熱時間の理論目安で約75分程度(実効容量1,620Wh÷1,300W)。実際には連続使用せず間欠使用が一般的です

AC出力の2グループ制御機能を使えば、冷蔵庫を最優先にしながらその他の機器をオフにするといった管理もできます。

車中泊・キャンプで使う場合

定格3,000Wがあると、電子レンジや電気ケトルも使えるキャンプスタイルに対応しやすくなります。ソーラーパネルと組み合わせる場合は、実際の発電量が天候・向き・季節によって大幅に変動することをご留意ください(220W×2枚はあくまで一例です)。走行充電については、車種・配線・オルタネーター余力によって充電速度が変わるため、接続前に車両のマニュアルも確認することをおすすめします。エアコン類の使用は始動電流(サージ)と連続消費電力が別物であるため、対応可否は機器の仕様書で確認してください。

在宅ワーク・ホームオフィスのバックアップとして使う場合

10msの停電自動切替は、パソコンやWi-Fiルーターの瞬断を抑えることに役立ちます。ただし保存前のデータの保護を保証するものではありません。精密なUPS機能が必要な業務用途には対応していないため、要件を事前に確認してください。

EcoFlowアプリの主な機能

DELTA 3 Max PlusはEcoFlow専用アプリ(iOS/Android対応)と連携することで、より細かな管理が可能になります。

  • バッテリー残量・入出力ワット数・内部温度のリアルタイム確認
  • 充電速度のカスタム設定(時間帯別充電=TOUモードで電気代の安い時間帯に自動充電)
  • Storm Guard(12時間以内の悪天候予報時に自動充電開始)の設定・通知
  • AC出力の2グループ制御(優先度・しきい値の設定)
  • ファームウェアのアップデート
  • パススルーのオン/オフ

The Technology Manのレビューでは、アプリの完成度が高く評価されています(要約。2026年1月公開)。複数の海外レビューでもアプリの使い勝手についての好意的な記述が見られました。

セール情報と購入の考え方

EcoFlowは公式サイトおよびAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどでセールが行われることがあります。過去には、ゴールデンウィーク・夏のボーナス時期・ブラックフライデー・年末年始などの時期に割引が行われた傾向が見られましたが、将来の実施や割引率を保証するものではありません。

執筆時点の公式表示では通常価格249,980円(税込)に対し販売価格149,988円(税込)と表示されていましたが、価格は変動します。購入を急いでいない場合は、最新の価格を確認してから判断するのも一つの方法です。価格・仕様・在庫は変動するため、購入前にEcoFlow Japan公式サイトで最新情報をご確認ください。

よくある質問

Q:充電中に家電を同時使用できますか?

できます。パススルー機能はデフォルトで有効になっています。ただし長時間の動作中は発熱やファン回転が生じる場合があります。スピーカーなど一部の敏感な機器では商用電源の影響が出ることがあるため、その場合はアプリからパススルーをオフにしてバッテリーからのAC出力のみで使用することが推奨されています(EcoFlow Japan公式FAQより)。

Q:電源をオフにしたまま充電できますか?

EcoFlow Japan公式FAQによると、充電開始時に本体電源が自動的にオンになる仕様です。「出力ポートメモリ」機能(シャットダウン前の出力状態を復旧後に復元する機能)をオンにしていれば、バッテリー切れでシャットダウンしても復旧後に出力状況を復元します。

Q:50Hz/60Hz両対応ですか?

対応しています。東日本(50Hz)・西日本(60Hz)どちらの地域でも使用できます(EcoFlow Japan公式サイトより)。

Q:DELTA 3 Max(無印)とMax Plusの違いは?

同じ2,048Wh(製品タイトル表記)の容量を持ちながら、主な違いは以下のとおりです(EcoFlow Japan公式サイト比較欄より)。

  • 定格出力:Max Plusは3,000W、Maxは2,200W
  • 容量拡張:Max Plusは対応(最大10,240Wh)、Maxは非対応
  • アンダーソンポート:Max Plusは搭載、Maxは非搭載
  • ソーラー入力:Max Plusは最大1,000W(500W×2ポート)、Maxは最大500W(1ポート)
  • 重量:Max Plusは約22.1kg、Maxは約20.3kg
  • 保証:両モデルとも最大5年

まとめ

EcoFlow DELTA 3 Max Plus(2048Wh)は、定格3,000W出力・AC出力2グループ制御・容量拡張対応・停電時の自動切替機能などを備えた2kWhクラスのポータブル電源です。海外の複数のメディアによる実機テストでは全般的に好意的な評価が見られましたが、すべて海外電源規格前提の結果であることにご留意ください。

購入を検討する際は、約22.1kgという重量・通常価格249,980円という価格帯が自身の用途と合っているかをよく検討してください。また、公式サイト内で容量・充電時間などの数値に表記ゆれがある点は、本記事でも整理したとおりです。価格・仕様・在庫は変動するため、購入前にはEcoFlow Japan公式サイトの仕様欄で最新情報をご確認ください。

  • DELTA 3 Max Plus(2048Wh)は2025年9月24日正式発売、通常価格249,980円(税込)。定格出力3,000W・サージ6,000W・X-Boost対応3,800W・最大容量拡張10,240Wh。
  • 公式サイト内に表記ゆれが存在する。バッテリー容量は仕様欄「2,028Wh」/タイトル「2048Wh」、AC充電時間は仕様欄「フル充電約98分」/説明文「0→80%約74分・フル充電約1.8時間」と異なる。購入前に仕様欄を確認することを推奨する。
  • USB-Cポートは140W×1口+45W×3口の合計4口構成(仕様欄より)。停電時自動切替は10ms(仕様欄)だが、メーカーは「UPS機能ではない」と明記しており、医療機器・サーバーへの使用には専用UPS装置が必要。
  • 静音動作は600W未満時に25dB(仕様欄)。2台目エクストラバッテリー接続には別売り専用アクセサリーが必要で、発売状況は変更の可能性がある。
  • Jackery 2000 Newと比較すると定格出力・拡張性の数値上は優位だが、重量ではJackery 2000 New(約17.9kg)が軽い。両社の保証はともに最大5年。
  • 海外実機レビューでは全般的に好意的な評価が見られるが、すべて海外電源規格を前提とした測定結果であり、日本環境への直接適用を示すものではない。
  • 執筆時点の公式表示では通常価格249,980円に対し販売価格149,988円(税込)。価格・仕様・在庫は変動するため、購入前に公式サイトの仕様欄で最新情報を確認することを推奨する。
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