DJIといえばドローンやアクションカメラで知られるブランドですが、2024年以降ポータブル電源にも複数モデルを展開しています。2026年2月10日に日本で発売された「DJI Power 1000 Mini」は、容量1,008Whを前モデル「DJI Power 1000」の約半分の体積に収めた、携帯性重視のモデルです。本記事では、スペックの読み方・注意点・競合との違い・海外評価をまとめ、購入判断の参考になる情報をお届けします。
情報はDJI公式情報および複数の報道・レビューをもとにしています。スペックや価格は変更になる場合がありますので、購入前にDJI公式サイトで最新情報をご確認ください。
この記事でわかること
- DJI Power 1000 Mini の主要スペックと注目ポイント
- ACコンセント4口・総出力800W/1,000Wの正しい読み方
- 購入前に確認すべき注意点
- Jackery・EcoFlow・Anker・DJI Power 1000 V2 との比較
- 海外メディア・専門サイトの評価まとめ
- どんな方に向いているか・向いていないか
DJI Power 1000 Mini とはどんな製品か
DJI Power 1000 Mini(型番:DYM1000M)は、DJI Powerシリーズの中でも「携帯性を重視した1kWhクラスのポータブル電源」です。DJIは2024年にPower 1000・Power 500でポータブル電源市場に参入し、2025年にPower 1000 V2・Power 2000を追加、2026年にPower 1000 Miniを発売しました。
特徴のひとつはコンパクトさです。DJIのプレスリリースによると、前モデル「DJI Power 1000」と比べて体積を約50%削減しています。1kWhの容量を確保しながらサイズを大幅に小さくした点が、このモデルの設計の中心といえます。
なお同時期に「DJI Power 1000 Mini Plus」という別モデルも発売されています。本記事は標準モデル「Power 1000 Mini」のみを対象としています。Plusモデルとの仕様の違いについては、DJI公式サイトでご確認ください。
DJI Power 1000 Mini の主要スペック
スペックはDJI公式情報および複数メディアの報告をもとにまとめています。測定値はいずれもラボ環境での数値であり、実際の使用環境によって異なります。
バッテリー
バッテリーの種類はLFP(リン酸鉄リチウムイオン電池)で、容量は1,008Whです。LFPは安全性と長寿命の面でポータブル電源に広く採用されつつある方式です。DJIの公表によると、ラボ環境での測定において4,000回の充放電後でも容量の約80%を維持するとされています。1日1回の充放電という条件での単純計算では約10年以上の使用に相当しますが、実際の使用状況によって変わります。
AC出力と「4口・定格800W・最大1,000W」の関係
この製品を検討するうえで最も重要な数値です。まず整理します。
- ACコンセント:4口(口数はPower 1000 V2と同数)
- 定格出力:800W(連続使用における基準となる上限。通常はこの数値を基準に考えてください)
- 最大出力:1,000W(短時間のみ対応できる瞬間的な上限。定格を超えた状態は長く続きません)
- バイパスモード時:最大2,200W(家庭用電源に接続した状態でのみ機能します。バッテリーのみで使用する場面では適用されません。)
口数が4口あっても、バッテリーからの総出力は定格800W・最大1,000Wという上限があります。複数の機器を同時にAC接続する場合、それぞれの消費電力の合計がこの上限を超えると動作しない可能性があります。通常は定格800Wを基準に使用機器を選び、1,000Wは瞬間的な上限と理解してください。
バイパスモードはキャンプや車中泊などバッテリーのみで使用する場面では機能しません。コンセントが使える場所に限られます。
充電(入力)スペック
家庭用電源(AC入力)での急速充電時は、58分で80%・75分で100%の充電が可能とされています(ラボ環境での測定値)。実際の充電時間は使用状況によって変わります。
車載充電については最大400Wのカーチャージャー機能を本体に内蔵しており、別売りの「DJI Power 車内バッテリー充電ケーブル」のみで車のバッテリーに直接接続できます。走行中の充電時間はラボ環境での測定値で約160分とされています(走行条件・車種によって異なります)。ケーブルの価格や最新の購入方法はDJI公式サイトでご確認ください。
ソーラー充電はMPPTモジュール(最大電力点追従制御:太陽光発電の効率を自動最適化する機能)を本体に内蔵しており、別売りのソーラーパネルを同梱のMC4ソーラー充電ケーブルで直接接続できます。
ポート構成
- ACコンセント × 4(定格800W・最大1,000W、合計)
- USB-A ポート × 2(1ポート使用時:12W、2ポート同時使用時:各10Wに制限)
- USB-C ポート × 1(最大100W)
- 巻き取り式USB-Cケーブル × 1(最大100W、本体上部に内蔵)
- SDCポート × 1(DJI独自の急速充電端子)
USB-CポートとUSB-Cケーブルはそれぞれ最大100Wですが、同時使用時の合計出力については、DJI公式サイトで最新の仕様をご確認ください。充電技術専門メディアChargerLABの分解レポート(2026年1月)によると、USB-Cポートは主要な急速充電規格(PD3.0・QC3.0・PPSなど)に対応しているとのことです。
同梱品:本体・ACケーブル・MC4ソーラー充電ケーブル・クイックスタートガイド・安全ガイドライン(2026年2月時点。最新情報はDJI公式サイトでご確認ください)。
本体サイズと重量
DJI公式の記載によるとサイズは314×212×216mm(奥行き×幅×高さ)、重量は11.5kgです。前モデル「DJI Power 1000」との体積比で約半分という数値はDJIのプレスリリースに基づいています。比較対象の「DJI Power 1000 V2」は448×225×230mm(奥行き×幅×高さ)・14.2kgで、Mini はV2より一回り以上小さく・軽くなっています。
その他の主な機能
UPS(無停電電源装置)モードに対応しており、停電発生時に0.01秒以内(約10ms)に給電を切り替えるとされています(ラボ環境での測定値)。内蔵LEDライトを搭載し、明るさの調整とSOSフラッシュモードの切り替えが可能です。インテリジェントBMS(バッテリー管理システム)と10個の温度センサーにより、リアルタイムで状態を監視できます。DJI Homeアプリ(iOS・Android対応)との連携で、スマートフォンから充電状況の確認・設定変更が行えます。最大5,000mの高地でも動作するとされており、難燃性素材を使用したボディは静的耐荷重1トンとされています。
Power 1000 Mini の注目ポイント3つ
1. 巻き取り式USB-Cケーブルを本体に内蔵
本体上部に100W対応の巻き取り式USB-Cケーブル(約80cm)が収納されています。引き出して使い、使い終われば本体に収納できます。スマートフォン・タブレット・ノートPCへの給電のほか、本体への入力(充電)としても使用できます。外出先でUSB-Cケーブルを別途持ち歩く手間が省ける点は、日常使いの場面で便利です。海外のレビューサイトOwnPetz(2026年1月)も「日常使いを楽にする実用的な機能」と評価しています(参照:OwnPetz – DJI Power 1000 Mini Review)。
2. カーチャージャーとMPPTモジュールを本体に内蔵
従来のDJI Powerシリーズでは、車から充電するために「オルタネーターチャージャー」という別売りの外付けアクセサリーが必要でした。Power 1000 Miniはこの機能を本体に内蔵しているため、別売りの充電ケーブル1本を車のバッテリーに接続するだけで充電できます(最大400W)。ソーラーパネル用のMPPTモジュールも本体内蔵のため、別途アダプターなしでソーラーパネルに接続できます。持ち運ぶアクセサリーが減るため、キャンプや長期の撮影ロケで便利な場面があります。
3. 前モデル比で体積約半分のコンパクトボディ
前モデル「DJI Power 1000」と比べて体積を約半分にしたことで、車のトランクの空きスペースやテントの隅にも収まりやすいサイズになっています。本体背面に一体化されたハンドルがあり、片手での持ち運びができます。重量は11.5kgあるため「軽量」とはいえませんが、同容量クラスの製品の中では比較的コンパクトな部類に入ります。
競合モデルとの比較
同容量(約1kWh)クラスの主要3モデルおよびDJI Power 1000 V2と比較します。各社のスペック・価格は変更になる場合がありますので、購入前に各メーカーの公式サイトで最新情報をご確認ください。価格は参考値(発売時点またはおおよその実勢価格)として記載しています。
下表は主要スペックの早見表です(各社公式サイト・発売時情報をもとに作成。変更の可能性があります)。
| 項目 | DJI Power 1000 Mini | Jackery 1000 New | EcoFlow DELTA 3 Plus | Anker SOLIX C1000 | DJI Power 1000 V2 |
|---|---|---|---|---|---|
| 容量 | 1,008Wh | 1,070Wh | 1,024Wh | 1,056Wh | 1,024Wh |
| 定格出力 | 800W | 1,500W | 1,800W | 1,500W | ※日本仕様はDJI公式サイト参照 |
| AC口数 | 4口 | 2口 | 2口 | 6口 | 4口 |
| 重量 | 11.5kg | 約10.8kg | 約12.5kg | 約12kg | 14.2kg |
| 容量拡張 | 非対応 | 非対応 | 最大5kWh | 非対応 | 非対応 |
| 車載充電器内蔵 | あり(最大400W) | なし | なし | なし | なし(別売りアクセサリー) |
| 発売時参考価格 | 53,460円(税込) | 8万円前後 | 7万円前後 | 7万円前後 | DJI公式サイト参照 |
DJI Power 1000 Mini vs. Jackery 1000 New
Jackery 1000 New(容量:1,070Wh・重量:約10.8kg・定格出力:1,500W・参考価格:8万円前後)は、1kWhクラスの中でも軽量でシンプルな操作性が評価されているモデルです。定格出力がPower 1000 Miniより高く、ドライヤーや電気ケトルなど1,000W超の家電もバッテリー動作で使いやすい場面があります。一方で、内蔵カーチャージャーやMPPTモジュール、巻き取り式ケーブルは搭載しておらず、拡張バッテリーにも非対応です。DJIドローンとの連携が不要で、出力の高さや軽さを重視する場合はJackeryが選択肢になります。
DJI Power 1000 Mini vs. EcoFlow DELTA 3 Plus
EcoFlow DELTA 3 Plus(容量:1,024Wh・重量:約12.5kg・定格出力:1,800W・ACコンセント:2口・参考価格:7万円前後)は、後から拡張バッテリーを追加して最大5kWhまで容量を増やせる拡張性が最大の特徴です。AC出力も1,800Wとより大きな家電に対応でき、ソーラー入力は最大1,000Wと高めです。拡張性を重視する場合や、将来的に容量を増やしたい場合はEcoFlowが候補になります。
DJI Power 1000 Mini vs. Anker SOLIX C1000
Anker SOLIX C1000(容量:1,056Wh・重量:約12kg・定格出力:1,500W・ACコンセント:6口・参考価格:7万円前後)は、AC入力による急速充電(約58分でフル充電)とACコンセント6口という多ポート構成が特徴です。定格出力1,500Wで複数の機器を同時に使いやすく、ACポート数と出力を重視する場合は候補になります。なお「SOLIX C1000 Gen2」は後続バリアントとして存在します。購入前にAnker公式サイトで最新モデル・スペックをご確認ください。
DJI Power 1000 Mini vs. DJI Power 1000 V2(同一シリーズ内比較)
Power 1000 V2(容量:1,024Wh・重量:14.2kg・ACコンセント:4口)との違いは主に「出力と携帯性のトレードオフ」です。ACコンセント口数はどちらも4口ですが、V2のAC出力は最大2,600W(日本国内100V仕様では異なります。詳細はDJI公式サイトをご参照ください)とMiniを大きく上回ります。ドライヤーや電気ケトルなど1,000W超の家電を頻繁に使うならV2が有利です。一方Miniはサイズと重量で優位にあり、車載充電のアクセサリーも不要です。価格はMiniが53,460円(税込・発売時点)、V2は執筆時点でやや高い設定です(最新価格はDJI公式サイトでご確認ください)。
「持ち運びやすさ・車中泊・キャンプ重視」ならMini、「1,000W超の家電を使いたい・家庭の非常用電源としての活用重視」ならV2が合います。
比較のまとめ
Power 1000 Miniが他と差別化できる点は、「コンパクトさ」「カーチャージャー・MPPTの本体内蔵」「DJIドローンとの連携(SDCポート)」の3つです。一方で、出力(定格800W)・拡張性(非対応)の面では競合モデルに見劣りする場面があります。どのモデルが合うかは、普段どんな機器を何W前後使うかによって変わります。
海外メディア・専門サイトの評価まとめ
DJI Power 1000 Miniは2026年1月に中国で先行発売され、複数の海外メディアが取り上げました。以下に主な評価を紹介します。いずれも製品発売直後の報告・レビュー記事に基づいています。
T3(英国・テクノロジーメディア)
T3はPower 1000 Miniを「コンパクトパワーバンクとフルサイズの電源ステーションの間を埋める製品」と紹介しています。屋外クリエイター・リモートワーカー・電源のない環境での使用を想定する方に向いた製品と紹介しつつ、「容量ではなく体積を削るアプローチ」と製品コンセプトを解説しています。この記事はグローバル発売が確認されていない時点のもので、国際展開についての記述は推測ベースが含まれています(参照:T3 – DJI Power 1000 Mini)。
NotebookCheck(ドイツ発・ガジェット専門メディア)
NotebookCheckは巻き取り式USB-Cケーブル・内蔵LEDライトなどの機能を実用的な構成として紹介しています。通常使用時のAC出力上限が1,000Wである点については、高消費電力機器の同時使用を想定するユーザーへの注意喚起もしています(参照:NotebookCheck – DJI Power 1000 Mini launches)。
OwnPetz(テクノロジーレビューサイト)
OwnPetzは携帯性・充電速度・LFPバッテリーの長寿命を肯定的に評価しています。ドローンパイロット・写真家・外出先での作業が多い方への適合性を高く評価する一方で、「AC出力の上限から、複数の家庭用家電を同時に動かすシーンには向かない」とも明記しています(参照:OwnPetz – DJI Power 1000 Mini Review)。
ChargerLAB(充電技術専門の分解・検証メディア)
ChargerLABは実機を分解し、モジュラー設計(表示パネル・双方向インバーター・バッテリーパックの3構成)と低負荷時のインバーター効率改善を確認しています。USB-Cポートが主要な急速充電規格に対応している点も報告しています(参照:ChargerLAB – Teardown of DJI Power 1000 Mini)。
DroneXL(ドローン・クリエイター向けメディア)
DroneXLはFCC認証取得済みであることを根拠に米国市場への投入を見込み、静音設計やアプリ連携を評価しています。ただし、発売の時期・条件については執筆時点で確定情報ではなく、最新状況はDJI公式サイトでご確認ください(参照:DroneXL – DJI Power Play)。
Gizmochina(中国テック系メディア)
Gizmochiniaは、LFPバッテリー・4,000サイクルの耐久性・急速充電対応をポジティブな要因として報告し、Power 1000 V2に対してAC出力を抑えた点を「コンパクト化とのトレードオフ」としてニュートラルにまとめています(参照:Gizmochina – DJI Power 1000 Mini Debuts)。
海外評価の共通点
複数のメディアに共通しているのは、「携帯性と充電速度・LFPの長寿命への評価」と、「通常使用時の出力上限(1,000W)への注意喚起」の両面です。評価のトーンは全体的に肯定的ですが、高消費電力用途への適合性については慎重なコメントが目立ちます。
購入前に確認すべき注意点
AC出力の上限——「4口ある=何でも同時に使える、ではない」
最も重要な確認事項です。ACコンセントは4口ありますが、バッテリーからの総AC出力は定格800W・最大1,000Wという上限があります。「定格800W」は連続使用における基準となる上限、「最大1,000W」は短時間のみ対応できる瞬間的な上限です。通常の使用では定格800Wを基準に考えてください。
例えば、ドライヤー(一般的に1,200W前後)・電気ケトル(1,000〜1,300W前後)・IHクッキングヒーターなど、消費電力が800Wを超える機器をバッテリー動作で使用したい場合には注意が必要です。バイパスモード(家庭用電源に接続した状態)であれば最大2,200Wまで対応するとされていますが、電源コンセントが使える環境に限られます。
一方で、ノートPC(30〜100W前後)・スマートフォン(10〜45W前後)・小型冷蔵庫(30〜100W前後)・LEDライト・電気毛布・扇風機といった機器であれば、複数を同時接続しても800Wの範囲内に収まりやすいです。
重量は11.5kg——「Mini」は「軽量」を意味しない
「Mini」という名称ですが、重量は11.5kgあります。「従来の1kWhクラスより小型・軽量化した」という文脈での「Mini」であり、モバイルバッテリーのように気軽に持ち歩くことは想定されていません。内蔵ハンドルで片手での移動はできますが、リュックに入れての登山や、長距離を歩いての持ち運びには向きません。
SDCポートはDJI独自規格
SDCポートはDJI独自の急速充電端子です。対応するDJIドローンのバッテリー(Mavic 3シリーズ・Air 3シリーズ・Inspire 3・Matrice 30など、代表例)を短時間で充電できます。DJIドローンをお持ちの方には便利な機能ですが、他メーカーのドローンや一般的なDC機器との組み合わせはDJIの公式対応外です。最新の対応機種はDJI公式サイトでご確認ください。
容量のカタログ値と実使用量
カタログ値の1,008Whがそのままの量として使えるわけではありません。AC出力を使用する際は、インバーター(直流→交流の変換装置)による変換ロスが発生します。一般的にカタログ値の80〜90%前後が目安とされていますが、機器や使用条件によって変わります。これはDJI Power 1000 Miniに限らず、ポータブル電源全般に共通する特性です。
拡張バッテリーは非対応
後から拡張バッテリーを追加して容量を増やすことはできません(EcoFlow DELTA 3 Plusなど、拡張に対応している他社モデルとの違いのひとつです)。最初から大容量が必要な場合は、DJI Power 1000 V2や他社の拡張対応モデルを検討することをおすすめします。
日本での価格と購入先
2026年2月10日の発売時点で、DJI公式オンラインストアでの税込価格は53,460円でした。DJI公式Amazonストアや正規販売代理店(セキド、タジマモーターコーポレーションなど)でも取り扱いがあります。価格は変更になる場合があります。
最新の価格・在庫状況については、DJI公式オンラインストアやAmazon.co.jp の DJI 公式ストアでご確認ください。公式ストアやAmazonのセール時(ブラックフライデー・プライムデーなど)に割引が実施される場合があります。
海外(米国・欧州)での展開状況
FCC(米国連邦通信委員会)の認証を取得済みとされており、米国市場への展開も予定されているとみられますが、執筆時点(2026年3月)では正式な発売状況は確認できていません。最新情報はDJI公式サイトでご確認ください。
どんな方に向いているか・向いていないか
向いている方
- DJI Mavic 3シリーズ・Air 3シリーズ・Inspire 3などのドローンを使っており、撮影現場でのバッテリー充電を効率化したい方
- キャンプ・車中泊など持ち運びの頻度が高く、1kWhの容量が必要だが大型モデルは設置スペースが限られる方
- ソーラーパネルや車載充電を使いたいが、外付けアクセサリーの管理を減らしたい方
- 防災・停電対策として1kWhクラスを家庭に備えておきたい方(照明・スマートフォン充電・小型冷蔵庫の維持など、定格800W以内の機器が中心の場合)
- ノートPCや複数のデジタル機器を同時に充電したい方(合計消費電力が800W以内に収まる場合)
向いていない方
- ドライヤー・電気ケトル・IHクッキングヒーターなど、消費電力が1,000W前後またはそれ以上の家電をバッテリー動作で使いたい方(定格800W・最大1,000Wという出力上限のため、使えない場合があります)
- 後からバッテリーを増設・拡張したいと考えている方(拡張バッテリー非対応)
- DJI以外のドローンを使用しており、SDCポートを活用する機会がほとんどない方
- リュックに入れての登山・長距離ハイキングを想定している方
- 2,000W超の高出力が必要な方(Power 1000 V2・EcoFlow DELTA 3 Plus・Anker SOLIX C1000などが候補になります)
まとめ
DJI Power 1000 Miniは、「1kWhの容量を、よりコンパクトなサイズで使いたい」というニーズに対応した製品です。前モデル比で体積を約半分にしながら、カーチャージャー・MPPTモジュール・巻き取り式USB-Cケーブルを本体に内蔵したことで、キャンプや撮影現場での使い勝手を改善しています。
一方で、AC出力の定格は800W(最大1,000W)であり、ドライヤーや電気ケトルなど消費電力の大きな家電をバッテリー動作で頻繁に使う用途には向きません。また拡張バッテリーには対応していないため、将来的に容量を増やしたい場合は他のモデルを検討する必要があります。
購入を検討する際は、「普段どんな機器を使うか」「合計消費電力は何W前後か」を事前に確認してから選ぶことで、購入後のミスマッチを防げます。例えば、ノートPC(約60W)・スマートフォン(約20W)・小型扇風機(約30W)の3点を同時使用するなら合計110W程度なので、Power 1000 Miniで十分対応できます。一方、ドライヤー(約1,200W)を単独で使いたい場合は、バッテリー動作では上限を超えてしまう可能性があります。スペックや価格は変更になる場合がありますので、最終確認はDJI公式サイトでお願いします。

