どうしても寒いときに、手持ちの容器にお湯をいれて湯たんぽ代わりにつかったりすつことがあります。
通常のペットボトルに熱湯をいれると容器がぐにゃぐにゃになり、キャップもゆるくなるので大変危険です。
耐熱性をうたった容器でも、破損して事故に繋がることがあるので、十分な注意が必要のようです。
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●「アクリル製冷水筒」熱湯を入れてすぐにフタを閉めると破損する。
2008年11月14日
経済産業省
経済産業省は14日、アクリル製冷水筒が熱湯を入れた後に割れる事故が
去年と今年の夏に神奈川、愛知、静岡の3県で起き、3人が重傷のやけどを
負ったと発表しました。
事故が起きたのは、
アスベル(奈良県大和郡山市)製で2件、
良品計画(東京都豊島区)の無印良品ブランドで1件。
ともに横に倒してもこぼれない密閉度の高いタイプで、使用者が熱湯が冷める
前にふたを閉めたため、中の空気の膨張圧に耐えられなかったとみられる。
耐熱性をうたった表示は事故後に改められたが、今も売られており、経産省は
使い方に気をつけるよう呼びかけている。
◆事故の概要
密閉することで横に倒して収納できるこれらの冷水筒において、当該製品に
熱湯を入れて、充分に冷まさずにフタを密閉したために内圧が上がり、製品の
変形や破損に至り、火傷等の重大な事故が発生しております。
◆消費者への注意喚起
同様な製品を使用されている方々におかれましては、使用される際に、
取扱説明書、製造事業者のホームページ等に記載されている注意事項を
ご確認頂き、製品に関する使用方法を正しく認識し、ご使用下さい。
特に、密閉するタイプの容器については、取扱い方法を、もう一度ご確認して
いただき、熱湯を入れて直ぐにフタをしないようにして下さい。
・アスベル株式会社
ホームページ:http://www.asvel.co.jp/information.html
・株式会社良品計画
ホームページ:http://ryohin-keikaku.jp/news/2008_0930_02.html
◆事故内容
・形式D-222 アスベル株式会社
やかんで沸かした熱湯を冷水筒に入れ、冷まさずにフタを閉めた後、
場所を移すために持ったところ、本体が割れ、右下腹部あたりから、
右足太ももにかけて熱湯が掛かり火傷を負った。
沸騰したお茶を入れ、冷まさずにフタを閉めて持ち上げたところ、
持ち手の下が割れてお茶が噴き出し右手首を火傷した。
・事故原因
熱湯を入れた場合は冷ましてからフタを閉めることが必要な当該製品に、
熱湯を入れ冷めないうちに蓋を閉めたために、容器の内圧が高くなる状態
となり、容器を持ち上げた際に持ち手部分に加重がかかり、重量に耐えき
れずに破損に至ったもの。
しかしながら当該製品は、熱湯を入れることが可能(「熱湯OK」)と表記さ
れていることから、熱湯を入れ、冷めないうちにフタを閉めることも可能と誤
解を与えたものと思われ、また、熱湯を入れて密閉した場合に製品破損に
至る危険があることについて、充分な注意喚起がなされる必要があったと
思われる。
・アクリル冷水筒 M 岐阜プラスチック工業株式会社
株式会社良品計画無印良品ブランド
当該製品に熱湯を入れ、冷まさずにフタを閉めたためにポットが割れ、
熱湯が両手にかかり火傷を負ったと思われる事故が発生した。
・事故原因
熱湯の場合は冷ましてからフタを閉めることをが必要な当該製品に、
熱湯を入れ、冷めないうちに蓋を閉め、容器の内圧が高くなった状態で
外部からの力が加わり、破損に至ったものと思われる。
しかしながら当該製品には、製品本体及び取扱説明書に、熱湯を入れて
冷めないうちにフタを閉めた場合には破損に至る危険について、十分な記
載がされておらず、熱湯を入れて密閉した場合の危険に関する注意・警告
表示が不足していたと思われる
著者PROFILE
2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆
谷川岳の雪洞で宿泊
今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。
雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)
雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。
自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。
楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆
寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。
キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。
『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。
これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。
『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。
テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆