かねてから計画していた北海道のキャンプ、登山旅行するために、大洗から苫小牧までフェリーで往復しました。(往路はさんふらわあ ふらの、復路はさんふらわあ さっぽろ)
いままでに何度も乗ってきた大洗と苫小牧間のフェリーですが、今回は約1歳4ヶ月の子連れということで、さまざまなことを検討しました。
事前に子連れのフェリーに関する情報を調べるもなかなか詳しく書かれているサイトがなかったので、これから子連れでフェリーに乗って北海道旅行する方向けに簡単に情報をまとめてみたいと思います。
小さな子どもをフェリーに乗せる前に考えたこと
病気・船酔い
大洗と苫小牧間を運航しえいる商船三井フェリーですが、出港してから入港するまで約19時間(事前に乗船、入港してからの下船まで時間があるので、もっと時間かかります)です。
幼い子どもはまだ言葉を話せないですし、乗船途中に子供が病気になったらどうしようか、船酔いしたらどうしようか、など事前にいろいろ考えました。
病気に関しては、乗船日の体調である程度判断できると思います(突発的なものは不可避です)が、船酔いに関しては大人でもなるので、気にしていました。
結論ですが、我が子に関しては、往復のフェリー移動中はずっと元気で、ごはんもバクバク食べて、船酔い等の症状は見られませんでした。よかったよかった。子供よりも親の私が少し気分が悪くなりました。
子供の鳴き声・騒音
まだ授乳が終わっておらず、普段、夜中に何度も起きるので、他の乗客と相部屋になるカジュアルルームやエコノミールームは迷惑になるので、スタンダードルーム和洋室にしました。
フェリーの個室は初体験でしたが、なかなか綺麗な個室でした。
テーブル、テレビあります。
ベッドはこんな感じ。
なんと、洗面台も付いてました!これは助かる。
浴衣、ポケットティッシュ、タオル付いてます。他にも歯ブラシも付いていました。
部屋の壁の防音性能はちょっとわかりません。ただ、子供の騒いだ声は、廊下を歩いて部屋に近づくと聞こえてきました。
便利なキッズランド
夕方便の船は、”さんふらわあ ふらの” と ”さんふらわあ さっぽろ”の2船ありますが、今回はどちらも乗船しました。
2船とも、キッズランド(キッズスペース)があり、体を動かしたい盛りの子供を遊ばせることができました。
甲板に出て遊ばせることもできますが、北上するに連れ風は冷たくなり、少し天候が悪くなると難しいため、屋内のキッズスペースはとても重宝します。
さんふらわあ ふらの キッズランド
さんふらわあ さっぽろ キッズランド
往路はふらの、復路はさっぽろで、両船のキッズランドを使いましたが、さっぽろの方が心地よいです。
ふらののキッズランドは、船の内側にあるため、窓もなく、空気がこもっていました。また、独特の臭い(子供はいろんなのこぼしますからね)が漂っていて、しばらくいると気分が悪くなってしまいました。
さっぽろのキッズランドは、日の差し込む窓があり、清潔でした。窓があるからか開放感もあります。
ふらのとさっぽろは日替わりで運行しているため、旅の日程が決まっていたらどちらか選べるものではありませんが、キッズランドに関してはさっぽろがおすすめです(^^)
天気が良ければ甲板へ
天気が良く、風が穏やかであれば船の甲板で子供を遊ばせることも可能です。
船の後部は、エンジン音で騒がしいですが、両サイドであれば少し落ち着きます。
小さな子どもを遊ばせるには十分な広さがあります。
レストランバイキング
私達は、往路は夕食と昼食(朝食は船酔いで気分悪く抜きました)、復路は夕食と朝食と昼食を食べました。
どの時間帯もバイキング形式で、席自由です。
子供用の椅子も何脚か用意されていましたので、それを使い子供を座らせました。
フェリーの食事は、ホテルのバイキングに比べると見劣りはしますが、船の上でこれだけの食事ができたらもう十分なレベルで、個人的にはとても満足できました。
感想
終わってみれば、子供は終始元気でした。
お風呂は、少し塩素が強いので、肌の弱めな子供は入浴を控えました。
復路便では、キッズランドが数人の子供たちで賑わっていて、子連れでフェリーのる方がまあまあいるんだなーと感じました。
そういえば、往路では乳児を抱えたお母さんもいて、ちょっと驚きました。
運賃に関しては、
小児運賃:小児運賃は小学校に就学している小児に適用し、上記旅客運賃の50%となります。1歳以上で小学校に就学していない幼児は、大人1名につき1名まで無料です(1歳未満の乳児は無料)。但し、これらの乳幼児が船席を使用する場合は、小児運賃が必要となります。
となってます。
夕方便は、小さな子ども連れでも船旅を快適に過ごせるよう、準備されているので、子供が元気であれば問題なく楽しめると思います(^^)
■参考リンク
わからないことがあれば、直接フェリー会社に問い合わせるのがおすすめです。
著者PROFILE
2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆
谷川岳の雪洞で宿泊
今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。
雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)
雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。
自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。
楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆
寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。
キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。
『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。
これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。
『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。
テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆