相当冷え込む予報だったので、防寒着をすべて着てねましたが、数年使い込んだリッジレストの限界を超えてしまったらしく夜中の3時ごろに底冷えで一度目が覚めました。
まだ3時だしどうしようかともぞもぞしていたら、また寝てしまっていて起きたのは7時 笑。
昨日の予定では、6時ごろ出発しましょーか!なんて話していましたが、お互い7時起きでした。
テントの内側に霜がたくさん付着し、それが下に落ちてマットの上にたまってました。
小屋の入口にある温度計は、-13℃でした。
早速、朝食を作ります。
朝食はインスタントラーメンです。
標高が高いだけでなく、雪山は空気が乾燥しているので、とにかく朝は水分を意識的に多く摂取します。
食後は小屋のトイレでスッキリした後、アイスクライミングの準備して、いざ裏同心ルンゼへ。
硫黄岳へのルートの途中で裏同心ルンゼへ。
大同心が聳え立っています。
裏同心ルンゼのF1までの道は、木の枝が飛び出しているので、何度も木の枝に引っかかったり、下をくぐったりと冒険って感じです。
所々、穴が開いていたりする(下は水が流れている)ので、落ちないように注意します。
赤岳鉱泉から歩くこと約40分で裏同心ルンゼF1に到着。
15mほどの滝のはずなのですが、かなり雪で埋まってしまってます。
その後、F2へ進むも、3段40mのはずですが、かなり雪で埋まってしまっていて、アイスクライミングというか、雪上歩行の雪山登山の要素が強くなってしまってます。
F3は約8mの滝のはずですが、もう雪で埋まってほとんどわからず。
途中、岩の下で食事&水分補給の休憩しました。
そこからは、遠くを眺めると、まさに下界とは異空間にいるなーと感じました。
大同心もかなり近づきました。
そして最後の滝とおもわれるF5へ。
ここもだいぶ雪で埋まって、5mくらいでしょうか。
これだけ雪があると、アックスの効かせる場所がなかなか見つからず難しい。
無事通過し、休憩。
ここから草つきとガレ場を進みます。
T氏が先頭でラッセルしていただき、続いてロープで確保してもらって私も続きます。
T氏には、ほんと感謝感謝です!
途中の雪と氷が付着した木の枝と青空が綺麗でした。
それでも天候に恵まれて、裏同心ルンゼでも、抜けた場所でも気温は低いものの、太陽でて風があまりなく、非常に恵まれました。
これから下山です。
尾根には、しっかりとトレースがあり、それをそのまま下りました。
所々、傾斜が強く注意して下ります。
下りきると、大同心ルンゼの道と合流し、ここまで来ると赤岳鉱泉はすぐそこです。
二日間のGPSデーターです。
今回ははじめて裏同心ルンゼを登りきりましたが、かなり雪で埋まっていて、アイスクライミングする場所が短くて、雪山登山の要素が強かったです。
車に戻って、アイスクライミングの本読んだら、「裏同心ルンゼは2月ごろには雪で滝が埋まってしまうため、11月下旬~1月中旬くらいまでが良いだろう」と書かれてました(^_^;)
最後に、まるでガイドのように、私を安全に登れるように導いてくれたT氏に感謝&感謝の山行でした(^^)