兄に誘われ、雪残る谷川岳に登ってきました(^^)
好天に恵まれ、美しい谷川岳山並みを眺めながら、無事登山を終えることができました。
関東圏は3月上旬から4月上旬までスギ花粉で覆われます。
この時期は、山登り好きには、行く山に困る(山は花粉の発生源)のですが、雪に覆われた谷川岳は全く花粉症の症状がでませんでした。
(麓のコンビニでは花粉が飛んでいました。)
谷川岳は花粉飛散時期でもマスクなど付けずに、気持ちよく登れる山だとわかりました。
登山ルート
ロープウェイ天神平-天神尾根-トマ・オキノの耳の往復ルートです。
以下、ブログ記事です。
ブロク記事&写真
朝、早朝4:40頃に起床し、兄の家まで行き、それから谷川岳へ車を走らせました。
結局、谷川岳ロープウェイに到着したのは、10時頃。
そこから登山準備でロープウェイに乗ったのは約30分後です。
ロープウェイは大きく、ゆったり座れました。
天神平に到着し、そこから登山道を登ります。
登山者が多く、トレースがしっかり付いています。
まるで階段のように。
尾根まで登り切ると、どーん、と谷川岳が現れます。
ついついカメラで撮影したくなります。
そのまま天神尾根を進みます。
兄の方が歩くのが早く、後から登ってくる私を撮影してくれました。
我々の登山開始時間は少し遅いため、下る方々とすれ違う状況でした。
丘のような肩の広場に到着。
肩の小屋の風下で昼食です。
気温が低く風そこそこあり、カップ麺が出来上がる頃には、熱々ではなくなっていて、それほど身体が温まりませんでした。
ここから少し登れば、トマの耳です。
看板には、まだ雪が付着していました。
まるで鳥の羽根のような、繊細な形状。
なぜこのような形になったのか、自然の不思議、神秘です。
トマの耳(標高1963m)です。
トマの耳からオジカ沢方面の稜線を背に撮影すると、まるでどこかヨーロッパの山でも登ったかのような絵になりました(^^)
ここから少し降りて、登ってオキノ耳(標高1977m)へ向かいます。
スカッとした青空の下、山頂まで登れました。
ありがとう、感謝です。
オキノ耳から見たトマの耳です。
山岳、という感じです。
時間は15時。
ロープウェイの最終便が16:30なので、早急に下ります。
気温上昇で雪がゆるみ、下りやすかったこともあり、1時間で天神平のロープウェイ乗り場に到着できました。
下りは、ストックが大活躍。
ゆったりスペースのロープウェイに乗り、無事山行を終えることができました。
湯テルメ・谷川で入浴し、帰宅しました。
最後に
谷川岳は、雪を被った山並み美しいですが、天気が荒れるとルートがわかりにくく、ホワイトアウトになって遭難しかけたことがあります。
雪山登山の入門と言われますが、それは天候次第ですので、積雪期に登られる方は用心して登られることをおすすめします。
参考リンク
著者PROFILE
2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆
谷川岳の雪洞で宿泊
今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。
雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)
雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。
自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。
楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆
寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。
キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。
『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。
これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。
『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。
テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆