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裏同心ルンゼをアイスクライミング♪なんとか登り切り大同心稜を下山(二日目)

相当冷え込む予報だったので、防寒着をすべて着てねましたが、数年使い込んだリッジレストの限界を超えてしまったらしく夜中の3時ごろに底冷えで一度目が覚めました。

まだ3時だしどうしようかともぞもぞしていたら、また寝てしまっていて起きたのは7時 笑。

昨日の予定では、6時ごろ出発しましょーか!なんて話していましたが、お互い7時起きでした。

裏同心ルンゼをアイスクライミング♪なんとか登り切り大同心稜を下山(二日目)

テントの内側に霜がたくさん付着し、それが下に落ちてマットの上にたまってました。

裏同心ルンゼをアイスクライミング♪なんとか登り切り大同心稜を下山(二日目)

小屋の入口にある温度計は、-13℃でした。

早速、朝食を作ります。

裏同心ルンゼをアイスクライミング♪なんとか登り切り大同心稜を下山(二日目)

朝食はインスタントラーメンです。

標高が高いだけでなく、雪山は空気が乾燥しているので、とにかく朝は水分を意識的に多く摂取します。

 

裏同心ルンゼをアイスクライミング♪なんとか登り切り大同心稜を下山(二日目)

食後は小屋のトイレでスッキリした後、アイスクライミングの準備して、いざ裏同心ルンゼへ。

 

硫黄岳へのルートの途中で裏同心ルンゼへ。

裏同心ルンゼをアイスクライミング♪なんとか登り切り大同心稜を下山(二日目)

大同心が聳え立っています。

 

裏同心ルンゼをアイスクライミング♪なんとか登り切り大同心稜を下山(二日目)

裏同心ルンゼのF1までの道は、木の枝が飛び出しているので、何度も木の枝に引っかかったり、下をくぐったりと冒険って感じです。

 

 

裏同心ルンゼをアイスクライミング♪なんとか登り切り大同心稜を下山(二日目)

所々、穴が開いていたりする(下は水が流れている)ので、落ちないように注意します。

 

裏同心ルンゼをアイスクライミング♪なんとか登り切り大同心稜を下山(二日目)

赤岳鉱泉から歩くこと約40分で裏同心ルンゼF1に到着。

15mほどの滝のはずなのですが、かなり雪で埋まってしまってます。

 

その後、F2へ進むも、3段40mのはずですが、かなり雪で埋まってしまっていて、アイスクライミングというか、雪上歩行の雪山登山の要素が強くなってしまってます。

裏同心ルンゼをアイスクライミング♪なんとか登り切り大同心稜を下山(二日目)

F3は約8mの滝のはずですが、もう雪で埋まってほとんどわからず。

 

裏同心ルンゼをアイスクライミング♪なんとか登り切り大同心稜を下山(二日目)

途中、岩の下で食事&水分補給の休憩しました。

 

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そこからは、遠くを眺めると、まさに下界とは異空間にいるなーと感じました。

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大同心もかなり近づきました。

そして最後の滝とおもわれるF5へ。

裏同心ルンゼをアイスクライミング♪なんとか登り切り大同心稜を下山(二日目)

ここもだいぶ雪で埋まって、5mくらいでしょうか。

これだけ雪があると、アックスの効かせる場所がなかなか見つからず難しい。

裏同心ルンゼをアイスクライミング♪なんとか登り切り大同心稜を下山(二日目)

無事通過し、休憩。

ここから草つきとガレ場を進みます。

裏同心ルンゼをアイスクライミング♪なんとか登り切り大同心稜を下山(二日目)

T氏が先頭でラッセルしていただき、続いてロープで確保してもらって私も続きます。

T氏には、ほんと感謝感謝です!

裏同心ルンゼをアイスクライミング♪なんとか登り切り大同心稜を下山(二日目)

途中の雪と氷が付着した木の枝と青空が綺麗でした。

 
ルンゼを超えて大同心稜へ抜ける道が結構な斜度がありながら、薄氷と草地で歩行しにくく、地味に恐かったです。

裏同心ルンゼをアイスクライミング♪なんとか登り切り大同心稜を下山(二日目)

それでも天候に恵まれて、裏同心ルンゼでも、抜けた場所でも気温は低いものの、太陽でて風があまりなく、非常に恵まれました。

裏同心ルンゼをアイスクライミング♪なんとか登り切り大同心稜を下山(二日目)

これから下山です。

 

裏同心ルンゼをアイスクライミング♪なんとか登り切り大同心稜を下山(二日目)

尾根には、しっかりとトレースがあり、それをそのまま下りました。

裏同心ルンゼをアイスクライミング♪なんとか登り切り大同心稜を下山(二日目)

所々、傾斜が強く注意して下ります。

裏同心ルンゼをアイスクライミング♪なんとか登り切り大同心稜を下山(二日目)

下りきると、大同心ルンゼの道と合流し、ここまで来ると赤岳鉱泉はすぐそこです。

 

二日間のGPSデーターです。

裏同心ルンゼをアイスクライミング♪なんとか登り切り大同心稜を下山(二日目)

 

今回ははじめて裏同心ルンゼを登りきりましたが、かなり雪で埋まっていて、アイスクライミングする場所が短くて、雪山登山の要素が強かったです。

 

車に戻って、アイスクライミングの本読んだら、「裏同心ルンゼは2月ごろには雪で滝が埋まってしまうため、11月下旬~1月中旬くらいまでが良いだろう」と書かれてました(^_^;)

 

最後に、まるでガイドのように、私を安全に登れるように導いてくれたT氏に感謝&感謝の山行でした(^^)

 

著者PROFILE

この記事を書いた人寝袋選びで大切なこと寝袋とマットは2つで1つ

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著者: Masaki T

2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆

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雪山 クローズドセルマット

谷川岳の雪洞で宿泊

今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。

雪山 テント泊 八ヶ岳

雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)

雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。

自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。

楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆

山岳・登山用の寝袋マットの選び方の基本(無積雪期)

寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。

キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。

『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。

これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。

登山ルート上のキャンプ場・テント場

『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。

テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆

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