一泊二日の日程で、南八ケ岳のジョウゴ沢と裏同心ルンゼでアイスクライミングしてきました(^^)
事前に赤岳鉱泉のブログに「八ケ岳山荘から美濃戸(たけのこ村)までの林道は、車高の高い4輪駆動車、スタッドレスタイヤ、金属製のタイヤチェーン最低2本(理想は4本)の一つでもお持ちでいない方は八ヶ岳山荘から歩くことを強く推奨します。」と書かれていました。
それを読んだのが登山日2日前で、最近車を買い替えて以前のタイヤチェーンが使えなくなってしまって処分してしまったままで、新しくタイヤチェーンを用意してないし、今からだと間に合わん・・・大丈夫だろうか?と不安になりましたが、どうやら大丈夫みたいなのでそれを信じて、そのまま林道を走ることに。
轍がひどく、ロックモードで無事通過!エクストレイルのお陰でした!
美濃戸口の駐車場に到着してみると、そこにとまっている車のほとんどがSUV(エクストレイル・フォレスターなど)でした。
だいたい皆さんチェーン着けてました。
私も何とかチェーンなしでこれましたが、次からはチェーン用意しよう!と思いました。(毎年ここ着てるので)
準備してこれから登山です(^^)
私も友人もテント泊装備(テント、寝袋、マットなど)とアイスクライミング装備(アイスアックス2本、ハーネス、クイックドロー、アイススクリュー、アイゼン、ロープ50m)など背負っているため、かなり重いです 笑
たぶん20キロは超えてます。
最近の登山は、軽量化、軽量化と言われていますが、アイスクライミングに関しては金属装備が多いので軽量化できませんね。
それでもドイターのザックの作りがいいので、楽に背負えます♪
ずしっと重いザックを背負うと、あーなんか雪山登山!って感じがします♪
赤岳鉱泉までの道は、1月9,10に来たときと比べてずっと積雪があり、歩きやすかったです。
いつもの八ケ岳って感じがしました(^^)
美濃戸駐車場から約2時間20分で赤岳鉱泉に到着しました♪
平日なのでテント場はガラガラで1張りだけでした。
すぐにテントを設営することに。
もう、2人とも慣れてますから、設営もあっという間。
小屋の受付手続きして、昼食も食べずすぐにアイスクライミングの準備へ取り掛かりジョウゴ沢へ。
硫黄岳への登山道とジョウゴ沢の出合いです。
硫黄岳行く登山者が間違って入ってしまわないようにロープ張っていますが、我々はロープをくぐって進みます。
出合いから10分ほど進むとF1到着。
氷がかなり雪で埋まっています。
左側を登って先に進みます。
数分でジョウゴ沢F2が見えてきます。
滝の近くに荷物を置いて、クライミングの準備して、これから登る・・・となった前にT氏に
「簡単な瞑想しません」と提案。
すると意外にも「おー、いいですねー」と言ってくれた(実は私はかなり嬉しかった)ので、簡単な瞑想を一緒にしました。
生命の踊りも静まる白い世界に包まれる中、心が凪いだ状態でクライミング開始です♪
まずは我らのエースクライマーT氏がリードで登ります。
その後、お互いにトップロープで何本か登った後、私もリードで登ります。
気がついたら16時になっていて、そろそろ撤収。
帰り道は夕日に包まれて。
赤岳鉱泉に戻ってしばらく休憩し、小屋の夕食をとりました(2000円)
鳥肉の鍋と焼き魚がついて、いつもながら豪華な食事です(^^)
テントに戻り、T氏が「おもしろいの持ってました!」と何かごそごそと白い紐みたいなのを取り出し始めました。
何かと思ったら、テント用の照明でした。何かクリスマスみたい 笑。
照明一つで雰囲気がかなり変わりましたね(^^)
十分荷物が重い中、わざわざ楽しい照明をもってきてくれたT氏に感謝♪
いろいろ会話していたらもう22時を過ぎていました。そろそろ寝ないと。今夜はかなり冷え込む予報です。(後で小屋のブログみると、-16℃くらいだったそうです。)
明日は、裏同心ルンゼを登りきる予定です。
著者PROFILE
2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆
谷川岳の雪洞で宿泊
今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。
雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)
雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。
自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。
楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆
寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。
キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。
『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。
これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。
『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。
テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆