「山でテント泊した時、室内・外の気温はどの程度差があるのだろう?」
以前から、そのようなテントの保温力について素朴な疑問を抱いていましたが、今回、南八ヶ岳縦走(硫黄岳-横岳-赤岳)登山でテント泊するついでに、2つの温度計で測定してみることにしました(^^)
場所は、年中多くの登山者で賑わう山小屋、赤岳鉱泉のテント場です。
好天の土曜日ということもあり、テント場に多数のテントが設営されていたため、私達は少し奥の樹林の中にテントを設置しました。
温度測定は早朝の予定。とりあえず縦走してきました。
横岳
赤岳
縦走を終えて、無事テント場へ。
これから温度測定の準備をします。
今回使用する温度計は、RC-5 USB温度データーロガーです。
測定温度範囲:-30°C~+70°C;温度最小表示:0.1°C記録容量:32000ポイント(MAX)測定精度:±0.5 °C(-20℃~+40℃); ほか、+1 ℃
1つはテントの内側に吊るします。
もう一つはテントの外の木の枝に引っ掛けました。
テントは、ダブルウォールのモンベル ステラリッジテント4型(2008年購入)です。
就寝前は暖かい飲み物を飲んだりして、テント内の温度が上がっています。
純粋にテントの保温力測定するため、温度測定はテント内の人間の発熱と外気温が均衡していると思われる夜明け前の5時頃にすることにしました。
日の出前の、早朝4:40頃起床。すぐにテント内の温度計の表示を確認します。5.2℃でした。(吊るしてあるので温度計は逆さまになってます)
次に、テントの外に吊るしてある温度計を確認します。表示は0.4℃でした。
テントの内外の温度差は 5.2℃ ー 0.4℃ = 4.8℃ でした。
この日は、樹林帯の中ということもあり、ほとんど無風でしたが、もっと風がある場合はその差は小さくなると考えられます。
テントの保温力は今までなんとなく感覚的なものでしたが、実際に測定してみると、なるほど納得します。
今回は一緒に登った兄に様々協力していただきました、感謝☆
やがて朝日で明るくなり、地面を見ると、土や植物に霜がおりていました。
参考リンク
使用した温度計です。