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【車体の保温力測定】車中泊で車内・車外の温度測定した結果、温度差は6.9℃(RC-5 USB温度データーロガー使用)

「車中泊した時、車内の室温と、車外の気温はどの程度差があるのだろう?」

以前から、素朴な疑問を持っていました。

今回、温度計を2津用意して測定してみました。

 

RC-5 USB温度データーロガー

使用する温度計はRC-5 USB温度データーロガーです。

RC-5 USB温度データーロガー

測定温度範囲:-30°C~+70°C; 
温度最小表示:0.1°C 
記録容量:32000ポイント(MAX) 
測定精度:±0.5 °C(-20℃~+40℃); ほか、+1 ℃ 

測定精度が±0.5 °Cなのですが、その範囲内で誤差はでます。

 

今回、9月末に南八ヶ岳登山のため、八ヶ岳PAで車中泊することになり、この機会を活用して温度測定しました。

IMGP3312.jpg

 

車はエクストレイルです。後部座席をフルフラットにして、寝袋とマットを敷き、男2人で寝ます。

それだけでなく、車のリア側の窓はすべて車種専用のサンシェードを付けました。(サンシェードにより、多少の保温効果あるかもしれません)

IMGP3310.jpg

当然ながら、就寝直後はまだ車内やエンジンが暖かいため、外と車内の温度差は大きいです。今回の実験では、車の保温力を見たかったため、温度測定は、就寝時と外気温の温度差が均衡し、起床時間でもある早朝にすることにしました。

1つの温度計は、車内のリア側の天井からぶら下げます。もう一つは、車外のフロント側のワイパーの上にそっと置いておきました。

セッティング後、寝袋に潜り込み就寝。

・・・そして、少し日が登り始めた5:40頃起床し、すぐに車内にぶら下げた温度計の表示を見ます。

IMGP3320.jpg

RC-5の温度表示は、17.9℃でした。

 

次に、車外のRC-5を見に行きます。

IMGP3324.jpg

 

 

IMGP3322.jpg

車外の温度は、11.0℃でした。

 

温度差は 17.9℃ ー 11.0℃ = 6.9℃ になります。

 

もちろん、天候、車種、宿泊人数によって数値は異なるとは思うのですが、気温が約7℃暖かいとわかりました。

もっと車は保温力が低いと思っていたので、予想以上の測定結果となりました。

 
車の保温力がわかれば、車中泊する時にどの程度の保温力の寝袋を選べばよいか、わかってきます。
 
 

参考リンク

 



著者PROFILE

この記事を書いた人寝袋選びで大切なこと寝袋とマットは2つで1つ

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著者: Masaki T

2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆

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今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。

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雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。

自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。

楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆

山岳・登山用の寝袋マットの選び方の基本(無積雪期)

寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。

キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。

『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。

これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。

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『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。

テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆

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